4)赤名峠へ
2017年11月25日 07:58
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4)赤名峠へ
出雲国風土記』にその名を残す赤名峠は出雲国・備後国の境に位置し、古くから山陽から山陰へ、また山陰から山陽への玄関口としての役割を果たして来ました。江戸時代においては宍道・尾道街道、銀山街道の難所としても知られていました。 明治時代に入り、赤名峠でも明治18年から明治22年にかけて改修工事が行われ現在「明治の道」と呼ばれる赤名峠越えの新道が完成しました。 こうして「明治の道」は昭和39年に赤名トンネルが開通するまでの75年間にわたって陰陽の大動脈としての役割を果たしました。 現在、銀の荷継の一行が通った近世の銀山街道は昭和の国道工事などによって途切れていますが、赤名峠までの道筋をたどる事ができます。 トンネル北側、道路のり面に沿って残る山道は、歴史を物語る |