２）鷺森神社(広島市西区草津）
この神社は、広電宮島線・草津駅の北100m程の辺り、山陽本線のすぐ南側に鎮座しております。御祭神は、正殿　市杵島姫命、相殿　金比羅神です。往古、この一帯は海辺であり、西方から延びる半島（城山）と背面の力箭山（通称行者山）に抱かれた湾内の東端に在り、漁船の船着場として栄え、海人（うみんど）達は日頃尊敬する市杵島姫命をお祀りする、鷺森神社を建て御祭神が女神なるがゆえに、弁天社と呼称し豊漁と海上の守護を祈願した。 近世、干拓が進むにつれ内陸の神社となり漁業との関わりはなくなったが、現在は鎮守社として、草津東町を中心に広く篤く崇されている。