神辺 手水鉢
江戸時代の有名漢詩人・菅茶山の「廉塾」にあります
~広島県福山市神辺~
広島県福山市神辺に、広島県の国の特別史跡の1つ「廉塾ならびに菅茶山旧宅」があります。もう1つの特別史跡は「安芸の宮島」こと厳島。
福山藩神辺宿で、最初は私塾であったものが、のちに郷校となり「廉塾」と呼ばれるようになりました。この塾を営んだのが漢詩人としての評価も高かった菅茶山(かんちゃざん:1748-1827)でした。時の幕府大学頭林述斎に「詩は茶山」と言わしめた人物。
、廉塾の「濡縁」と「方円の手水鉢」。手水鉢はよく見ると、四角と丸の形をしている。これは、「水随方円器」といって「水は方円の器に随う」という荀子(中国の戦国時代末の儒学者、思想家)や韓非子の教訓を形にしたもの。
意味は、「人は環境や教育、交友によってよくも悪くもなる」ということ。
「神辺 神辺 手水鉢、菅茶山の「廉塾」」
「園尾 秀美」
銀の道カレンダー「2021」
「2021年11月」
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