ほとんどの人がGoogleを信用しているなかで、こういうことが起きると、巻き添えで何か起こるかと、インターネットを利用するのが怖くなる気がします。
対策をしっかりしていただきたいですね。
【重要なお知らせ】に記載しておりますが、各地域SNSもアクセスできなくなった、昨日のグーグルを起因とする大規模通信障害に関する報告について、利用者の方から質問がありましたので、回答とあわせて転記しておきます。 > > この間利用者の皆様には、大変ご迷惑とご心配をお掛け致しましたことを深くお詫び申し上げます > とありますが、そもそもインフォミーム株式会社に「お詫び」する必要があるのでしょうか。 ●弊社のネットワークサービスは、すべて正常に動作していましたので、一義的には「お詫び」する必要はありません。ただ、現実として利用者の皆様に迷惑がかかっていることから、サービスを提供する事業者として、お詫びと説明は義務であると考えます。 > 「報告」にもあるように「原因は、グーグル社によるネットワークの誤設定」です。 > もしかして、御社が、早期に適切な対応をしていれば、「ひょこむ」の巻き添えは避けられた、あるいは早期に回復していた、ということなのでしょうか。 ●ありえません。状況確認以外、手も足もでませんでした。 > 「グーグルによるネットワークの誤設定によって障害が発生した」ことは新聞やテレビで報道されていますが、その意味するところが理解できません。「誤設定」とは具体的にどういうことなのか。それによって「ひょこむ」などSNSやメールが使えなくなったのはどうしてなのか。 > 具体例や例えでより分かりやすく説明していただけるとありがたいです。 ●世界中のコンピュータが接続されている巨大な網がインターネットです。中でも、大規模ネットワークを運用する企業や通信事業者は、他社とお互いに通信するために「経路情報」をやり取りしています。このとき使用するのが「BGP(Border Gateway Protocol)」。インターネットは、こうした大規模ネットワークを相互接続することで成り立っています。一部が切断されても、迂回ルートを辿って情報を届けるのは、この相互接続(ピアリング)があるからです。 ところが今回、グーグルから大量の間違った経路情報が流されて、通信機器(ルーター)のメモリーがひっ迫し、ハングアップ状態になって通信ができなくなってしまったケースが多発しました。また、障害が日本に集中したのは、インターネット上のどこへでもルーティング可能な経路情報を持っているNTTコムの大量の経路情報を含んでいたため、多くのインターネット接続事業者に影響が出たのです。 早い話、本来は最短ルートで届く通信パケットが、誤情報によって無理矢理遠回りさせられるとともに、その量がハンパじゃなかったことから、中継する機器が次々とダウンして、気がついて直してからもずっと影響が残ったことになります。 更にわかりやすく言うと、館山から木更津までは、通常館山自動車道一本でいけるところが、ナビが嘘の情報を取得させられて、常磐道や東北道、山陽道を経由して走らせられるようになり、ICやSAもダウンして利用不能。そして、帰省ラッシュの100倍もの数の車が高速道路に流れ込んだとしたら..もう誰も目的地にいけなくなります。そんな状態になっていたのではないかと言われています。 わたしが不思議なのは、「なぜグーグルほどの企業がそんなことをしてしまったのか!」ということです。誤った経路情報を大量に流せば、このようなことになるのは以前から想定されていたはず。ここがきちんと判明され、世界的な対策が講じられないと、今後サイバーテロに利用されることになるかもしれません。 |