幼少より、空を眺めるのが好きなのである。

夕焼けを見たり、星を見たり、雲を見たり、唐揚げを食べたり。

入道雲の形が面白い。
モクモクと上空へと伸びて姿をどんどん変えていく様子をじっと見ていると、いつの間にか長い時間が経過している。

犬に見えたりもするし、鳥に見えたりもする。
もちろん唐揚げに見えたりもするのだ。

朝から夕方にかけてグングン成長し、夕方にはベターッと横に伸びてしまう様子が生き物のようなのでわたくしは「入道さん」と呼んでいる。

少し高い所へ行くと、天気が良いと瀬戸内海の向こうに四国山脈が見える。
そして山脈に沿って、いくつもの入道さんが見えるのだ。
いくつもの入道さんには、わたくしは頗る興奮気味である。

出かけるときにこういった場所を通過する際は要注意である。
入道さんを発見すると車を止め、ただじっと入道さんを見る。すっかり気分が良くなりヌッフヌータを鼻歌で歌いながら帰宅する。
帰宅してしばらくすると用事があったのを忘れていることに気付く。

少々残念になるのだ。


【サックスとfujiborn】
薬指、小指は思っている以上に動きにくい指です。速いフレーズを練習するときは特にこの２本の指に気を付けましょう。


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