わたくしの好きな映画ベスト3に入る1本である。 未知との遭遇というタイトルだけでも5日はいけるのではないかと思う。 クライマックスではUFOと音で交信し、交信することで規則的なメロディーラインがあるということに地球人が気付き、だんだんとジャムセッションのようになっていくシーンにわたくしは感動した。 昨日が初めてのレッスンだった生徒さん。 岡山市のバンドでベーシストとして現役で活動している68歳の方である。 ジャズのベースがどういった仕組みで演奏されているのか知りたい、そして自分でも演奏できるようになりたいという理由で入門されたのである。 昨日はジャズベースの基本であるウォーキングベースについて、生徒さんが持参した楽譜と音源を使って解説した。 1度3度5度を基本にラインが形成され、7度を使ったりターゲットノートに向かってクロマチックでアプローチしていくことなどを解説してから、最後にコード進行を元にわたくしが音源とはまったく異なったラインで即興で弾くと、生徒さんは頗る嬉しそうにしていた。 これから身に付けたい奏法を目の当たりにし感動していたようであるが、これからはそれを自分でも弾けるようになることにワクワクなさっていたようである。 未知との遭遇はワクワクなのである。 足を突っ込めばワクワクであるが、遠目に見ていたのでは恐怖である。 未知の世界は恐怖からワクワクへと変化することを忘れなければ、新しいことを始めるというのは実に愉快なことなのだ。 【サックスとfujiborn】 音の骨格を決めるのはサックス本体だが、音のキャラクターを決めるのはマウスピースです。 音楽と宇宙と あなたをつなぐ サウンドトレジャー |