尾道豪商橋本吉兵衛ゆかりの慈観寺の桜が満開です。 江戸末期、飢饉と不況に苦しむ尾道住民のための救済事業として慈観寺は建立されました。 開堂供養の際には吉兵衛がその才能を見い出し教育の機会を与えた本因坊秀策が招かれて出雲の棋士と四戦し全勝してその恩に報いたと伝えられています。 桜を引き立てている瓦は尾道瓦と言われて開堂当時の面影をとどめています。います。今や尾道では瓦の生産が行われていませんので、いずれ他地域産の瓦に葺き替えられることになるのでしょう。 名残の桜と尾道瓦。慈観寺の桜の見ごろは今週末まで。 その後は、境内の牡丹が咲き誇ります。 |