珈琲といい煙草といい、ゆっくりと味わうのが良い。

煙管を使ったり、刻んだ葉とフィルターを買ってきて自分で紙巻きをして吸ったりしてみると市販の箱入りの煙草に比べて味に深みがあったり変なあと味がなかったりで、なかなか美味いものである。
珈琲も同様。
毎回、飲む度に豆を挽いてネルやペーパードリップで落とした珈琲は苦みだけではなく甘みや酸味がバランス良く交わっており、珈琲を苦手に感じておる方でもブラックで飲めたり、珈琲を好きになったりする。

しかしながら、どちらも時間と手間がかかるのである。面倒に感じる人もいるのは当然なのだ。
ほんじゃけどがね、嗜好品て生きる上で必ず必要なもんじゃないじゃんか。

必要ないものだからこそ、ゆっくりと楽しむべきではないかとわたくしは思うのだ。
忙しい最中に急いで煙草に火を着け、D51のようにスパスパやりながら缶コーヒーを半ば一気飲み、というスタイルではなく、ゆっくりと煙草を吸って煙草の味と香りを楽しみ、珈琲を楽しむ。

一体なにが言いたいのかと申しますとね、ちょっと一服をしっかり楽しもうではないかということなのです。
煙草タイム、珈琲タイム、時間に追われながらではなく短時間ながらもその間は頭を空白にして只々、煙草や珈琲を味わうことで有意義なちょっと一服になるのではないか、ということなのです。

これこそ嗜好品。

大人の遊び。

大人の玩具。

ムフフフフフ。


【サックスとfujiborn】
楽譜に釘付けになるな。耳も使え。

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