5月末からチキンカリーを作り始め、クミン、コリアンダー、チリパウダーなどのスパイスとすっかり仲良しになってからもう3カ月以上が経過した。 一番の気掛かりは「体臭がカリー風味になっていないか」という部分であるが、これについて今のところ周囲からの報告はなく、恐らくカリー風味は発生してないのであろう。 しかしながら周囲の気遣いにより、仮にカリー風味のことは黙ってばかりになっていると推し量りますと、これは残念な限りである。 折角のカリー風味であれば、それなりのニックネームがついているだろうし寧ろそのニックネームで呼ばれてみたいものだ。 「カリーくん」 「Mr.カリー」 「スパイス大臣」 「黄レンジャー」 「アブラハム」 「蛇つかい」 カリー風味の発生によるニックネーム現象について考えているだけで朝から頗る興奮気味である。 「はじめまして。カリー風味の井上富士夫です」 こんな自己紹介をしてみたい。 生まれて今までこんなに美味しそうな自分は初めてである。 珈琲風味でも烏賊風味でもなく、カリー風味なのだ。 いくら考えても、いくら愚痴や弱音を吐いても、最初に頭に浮かんだことが未来の事実になるのだ。 それならば美味しくカリーを食べながらニヤニヤしているほうがいい。 どちらにしろお腹は空くのである。 【サックスとfujiborn】 ビブラートはただ音を揺らすだけではないんですよ サウンドトレジャー http://93.xmbs.jp/st0925inoue/ |