おもしろい話ですね。
どこかで使わせていただきます。
尾道のお寺には大抵蘇鉄が植えられている。 なぜ?ってよく聞かれます。 【解説】 尾道に蘇鉄が植えられるようになったのは江戸時代の後期と言われています。 当時、北前船の就航により栄えていた尾道の商家は立派な屋敷を構え、庭には成功者の証として、外来の希少種だった蘇鉄が競うように植えられていたそうです。 ところが、時代の変遷とともに没落する商家が増え、荒廃した屋敷に残された蘇鉄を指して、「金へんに失うで鉄じゃろうが。この木(蘇鉄)を植えた家は皆貧乏になってしもうたんでぇ・・・」と口の悪い人々が陰口し、ついに尾道の家屋敷から蘇鉄が消えうせてしまったそうです。 で、商売とは無縁のお寺や学校などにその子孫が残っているという訳です。 今年の植木剪定作業は尾道栄枯盛衰の生き証人、蘇鉄をもちまして全て終了しました。 |