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2010年08月06日(金) 
広島県で生を受けたボクは、
これまで全国どこへ住んでいても、

この8月6日だけは
決して忘れることがなかった。

去年、久し振りに
家族を連れて
広島の原爆資料館に行った時、

その馬鹿げた変容に
ボクは愕然とした。

そんな
スライドや模型やCGなんて
いらないだろう。

そんな綺麗ごとや
理屈で片付くような
軽々しい問題じゃないはずだ。

もっと、醜い
本当にボクたち人間が
本当に愚かだという証拠

(つまり、溶けた瓦やビン、
焦げた服や、残った人影など)だけが
真実を伝えるはずだ。

飾りなんかいらない。
そんな誤魔化しなんか
しちゃあ駄目だ。

人間の本当の残酷さと
深い悲しみだけを

ボクたちは、粛々と
伝えていかなければならないと思う。

去年、資料館行った時、
被爆者の方々の描いた絵が
展示されていて、

それを一枚一枚観ながら、
その一枚一枚の解説を読みながら、

人目もはばからず、
ボクは、肩を震わせながら、

いつまでも、
いつまでも泣いた。

閲覧数1,436 カテゴリ日記 コメント10 投稿日時2010/08/06 08:07
公開範囲外部公開
コメント(10)
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  • 2010/08/06 08:25
    0さん
    ほんの小さな嫉妬や感情が
    大きな負のパワーへと発展していくもの。
    次項有
  • 2010/08/06 09:11
    > エドワードさん

    本当に、
    そういうもんですよね。

    ボクたち誰しもに、
    そういう面があるんだと、
    いうことをしっかり理解して、

    少しイヤな気分になった時には、
    実は、相手も
    そうなんだろうなあと

    思い遣って、許せるのが、
    本当のオトナなんだろうなぁ…。
    次項有
  • 2010/08/06 11:25
    国連事務総長広島入り

    被爆者が生きてる間に核廃絶が見られようにと会見で

    世界市民が国際社会を動かせば良いのですが・・・
    次項有
  • 2010/08/06 12:43
    > サンライト39さん

    そうですね。

    ボク個人的には、
    被爆後65年が経過した今、

    アメリカが悪いとか、
    誰が悪いといった議論よりも、

    ボクたち一人ひとりが
    すべて持ち合わせている、
    凶暴性とか残忍さを

    ボクたち自身が
    いかに自覚し、

    そういったものが、
    暴走しないためには

    どうすればよいのか
    ということを真摯に考える時期に
    来ているのではないかと思います。

    例えば、今年発表された
    「原爆体験者等健康意識調査報告書」
    によると、

    被爆者の精神的な悩みの主因が、
    「放射線による病気の不安」と
    「差別・偏見体験」だとされています。

    特に、
    後者の「差別・偏見体験」というのは、

    原爆の責任問題の陰に隠れて
    直接は語られないけど、

    ボクたちが人間として
    解決すべき本質的な
    問題の一つだろうと思っています。
    次項有
  • 2010/08/06 13:16
    将さん
    平和ぼけしてる日本しっかり子供達に戦争の悲惨さをどう伝えれば良いか考えさせられます。
    次項有
  • 2010/08/06 14:19
    > 将さん

    できるだけ、
    ありのままの悲しさや惨めさを
    そのまま伝える必要があります。

    そのため、
    そうしたものが風化していくのを

    できるだけ阻止していくのが、
    ボクたちの役目だろう
    と思うのです。

    時間の経過とともに進む風化は
    やむを得ない面があるのですが、

    知らず知らずのうちに
    人によって作り変えられていく
    風化があるという点には

    十分に気を付けておく
    必要があるのだろうと考えています。
    次項有
  • 2010/08/06 18:10
    栗助さん
    8月は、広島・長崎・終戦と・・・考えさせられてしまいます。
    世界には色々な考えの人々が暮らしています。
    お互い違うことを理解して、お互いを認め合わなければなりません。

    戦争で犠牲になった方々の為に、私たちはまじめに懸命に生きていかなければならない。
    すてきな世界をつくために・・
    次項有
  • 2010/08/06 18:23
    > 栗助さん

    栗さん、
    本当にその通りだ!

    ボクたちが、こうして
    平和な世の中に生きて
    いられること自体が奇跡なんだ。

    そのことに
    深く深く感謝して、

    ボクたちは希望をもって
    真摯に生きていかなくちゃ
    いけないんだと思う。
    次項有
  • 2010/08/07 00:43
    私たちが住んでいるのは広島県だから、原爆は今もって身近な問題だと思います
    職場で
    「うちの祖父も原爆手帳を持っていた」
    と話をしたら
    「うちの奥さんは被爆2世で」
    と言う返事が返ってきました
    語り部の一人は父方の親戚と母から聞いたこともあります

    それほど原爆は身近なところにあります

    こんなに年月がたっても毎年多くの方の名前が死没者名簿に加えられていきます
    あの瞬間がこんなに長く続いているのです
    いまからも・・・

    そして今も苦しんでいる方がいる

    アメリカはあれで戦争が早く終わったと言うけれど、あの日のために今も戦争が終わっていない人がいることを心してほしいと思います
    その人たちの多くが軍人ではなく一般市民だと言うことも
    次項有
  • 2010/08/07 01:58
    > ももたろうさん

    ももさん、
    ボクは広島に生まれて
    本当によかったと思うんだ。

    こうして切実に、
    原爆や戦争について
    考える機会を与えてもらったんだもの。

    時折、思うんだけれど、
    ボクは昭和33年生まれで、

    考えてみれば、
    戦争が終わって13年しか
    経っていないときに生まれて、

    でも、戦争のことなんか、
    よく分からないままで
    育ってきたけれど、

    今となっては、やっぱり、
    ボクたちが戦争の愚かさや醜さを
    伝えていかなければならないんだと

    本当に、
    思うんだよ。
    次項有
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