わたくしの頭髪は薄めである。薄いというか、細め・少なめなのである。 ラーメン屋で言えば、あっさり・麺柔らかめ、といった具合だ。 こういった頭髪の状態を日本では「ハゲ」というのであるが、この言葉がどうもネガティブなイメージで捉えられており、これは一つの社会問題だと思うのである。 エコ・省エネが強調される時代にあって、このハゲというスタイルの人々は頗る環境に優しい。 それについて幾つか挙げてみたいと思う ・クールビズである 風通しの良い頭部は体温を下げることに効果がある ・シャンプーが少なめだ 界面活性剤の危険がことある毎にとりあげられるが、ハゲはシャンプーの使用量が少ないため、環境汚染を抑えることができる ・とにかくエコロジー 頭を洗う際の水道使用量減少、髪を乾かす際の面積・量に於いて時間短縮により節電効果が抜群である このように、ハゲは頗る現代的であり、時代の最先端と言っても過言ではないのである。 こんなにも素晴らしいのに、なぜかハゲという単語の扱いが悪い。 ハゲという言葉をもっと良い意味へと変えていくべきである。 「ありがとう」を「ハゲがとう」にしたり、いまの時期だと「ボーナス」を「ボーハゲ」にしたりするのも良い。 企業に於いては、ハゲにより経費削減も可能なのだから「ハゲ手当」を作ったり「ハゲ休暇」などというものを取り入れても良いのではなかろうか。 ハゲに付きまとうネガティブイメージによりハゲを隠そうとする人も多いが、ハゲは素晴らしいということを認識して頂きたいものである。 数年前に流行った「チョイワル」という言葉。これからは「チョイハゲ」である。ダンディズムを象徴する言葉である。いや、「チョイ」どころか「超ハゲ」「モロハゲ」なんていう単語も良い。 ファッション雑誌には「ハゲファッション大特集」とか「モロハゲでキメる夏!」とか「ハゲでクール!」などというフレーズが表紙に記載されるのである。 終いには「ハゲサプリ」や「激ハゲする方法」とかも登場するのではなかろうか。 それにしても、日差しが強いと頭頂部が妙に暑いのである。君らにはわかるまい。 【サックスとfujiborn】 暑い中でのサックス練習は思っている以上に疲れます。適度に休憩しながら練習しましょう。 音楽と宇宙と あなたをつなぐ サウンドトレジャー |