マルチという白い反射シートをみかんの木の根元に敷き詰めることによってみかんの実のあらゆる部分に光がまわり甘味が形成されるというしかけ。
みかんの木に過剰な水分を与えない(甘味の濃縮)という効果もあるようです。
生口島瀬戸田港の対岸は高根島(こうねじま)である。 生口島と高根島の海峡は瀬戸田水道と呼ばれ、平山郁夫画伯が小学生の頃石を抱いてこの海に潜り、海底を背にして海面を眺めていたそうである。平山画伯はこの光景をモチーフにしてベルカントホールの緞帳のために「瀬戸田曼荼羅」を描いた。 さて 高根島にはみっつの太陽があるという。高根島は高級みかんの産地として知られその高品質の秘密にみっつの太陽が関与しているという。 島のみかん農家のお話し。 「高根のみかんを甘くしているのはみっつの太陽のおかげです。ひとつには直射日光。ふたつめには斜面地の反射光。みっつめには夕日の海面反射なのです。云々。」 高根の片富士と呼ばれる斜面地は西海岸へ繋がっておりこれが天然の高級果樹園になっている次第。もちろんみかん農家の日頃の丹精があってのことである。 平山郁夫美術館 http://www.hirayama-museum.or.jp/ ベルカントホール http://www.city.onomichi.hiroshima.jp/kanko/data_se…kanto.html |