昨夜、ライブから帰宅して車を降り、楽器を持って家に入ろうとしていると玄関の近くにカブトムシがひっくり返っていた。 死んでいると思ったのでそのまま家に入り楽器の片づけなどをしていると、先ほどのカブトムシの足が、死んだ時のスタイルと少し違うことに気付いた。 カナブンやクワガタやカブトムシは死んだとき、みな同じような足のスタイルになるのである。 まだ生きているのではないかと思い、外に出てカブトムシを触ってみると動いた。 近くにある無花果畑まで連れてゆき、カブトムシは闇の中へと消えていったのである。 メスのカブトムシがコンクリートの上でひっくり返っていたのである。 きっとどこかから飛んで来て着地に失敗し、起き上がろうとしばらくはもがいていたのだろう。しかし起き上がれないので、諦めたのか、何かしらのチャンスを待つことにしたのか、じっとしていたところへ、わたくしが通りかかったというわけである。 なかなかよろしい。 去年までは、部屋の中をアシナガ蜂やスズメ蜂が飛び回るのを掃除機でシュポッと吸い込むのが夏だった。今年はカブトムシで夏を感じることができるというかなりの変化である。 ライブへと向かいながら車の窓を開けると山と田んぼの匂いがして、少年時代の夏休みには毎年行っていた大分県の婆さんのことを思い出し懐かしく思った。 その思い出をもう少し掘り下げるが如く、帰宅時のカブトムシ登場である。 初夏の一夜、ステキなストーリーを演出してくれた宇宙に感謝。 【サックスとfujiborn】 高音はアンブシュアを強くしてリードの振動を妨げることで出しやすくなりますが、結果、音痩せの原因になります。高音になるほど意識してアンブシュアを緩めるという練習をしましょう。 音楽と宇宙と あなたをつなぐ サウンドトレジャー |