■ 日本・フランス交流美術展「LeSel・塩」
日本・フランス交流美術展「LeSel・塩」
~弓削ボンジュール ドゥ フランス~
「塩」をテーマに、フランスと日本の現代美術作家の作品を通して、「塩」の文化交流を図ります。
オープニングセレモニーで、愛媛大学教授村上恭通さんによる基調講演、「弓削と塩」があります。
村上さんは東アジアの鉄器文化の研究者でもあります。
http://www.h.ehime-u.ac.jp/~archaeology/murakami.htm
7月18日(日)は瀬戸田港~土生港~弓削港間の臨時船が出る予定です。
オープニングセレモニー
日時:7月18日(日)15:00~
会場:せとうち交流館 展示会場
「弓削と塩」村上恭通(愛媛大学教授)
日・仏美術展
日時:7月18日(日)~31日(土)
会場:愛媛県越智郡上島町弓削下弓削
屋内アート展:せとうち交流館多目的ホール
屋外アート展:消防署前公園
参加アーティスト
ダニエル ダリガン、ジャン-フランソワ デミュール、シルヴァン ルコンブル、グードロン フォン マルツーザン、グザヴィエ マルテル、クリストフ モブレー、コレット レイノー、ジゼール ツールーザン、エヘベ バシェ(フランス人アーティスト)
浅野康則、浅野茂登子、太田武志、久保井博彦、近藤あき子、品川成明、中野宏美、丸山純、阿部典秀、植松知祐、石川有希、石原智子、伊藤泰雅、小川真知子、河内君平、こんどうさちほ、西海谷真由美、西海谷美由紀、多田布美子、棚瀬修二、中村シキカツ、菱川和子、みはらかつお、味八木恭子、
村上弘人、山口和子、ヤリタミサコ、林みちよ(日本人アーティスト)
シンポジウム
「塩の道 弓削から京都そしてパリへ」
日時:7月19日(月)13:00~16:30
会場:地域交流センター 上島町消防本部2F大ホール
基調講演:砂原秀遍(京都東寺長者)
苅谷俊介(俳優、考古研究者)
パネラー:上村俊之町長、村上恭通・山尾徳雄、
ブリュノー・メゾン、ジャン-フランソワ デミュール
コーディネーター:毛利和雄(NHK解説委員)
通訳:愛媛大学フランス語学科
主催:日本・フランス交流美術展、上島町実行委員会
後援:愛媛県、愛媛県教育委員会、愛媛新聞、中国新聞、NHK、南海放送
共催・協賛:ギャラリー・サテリート・パリ、上島町、広島県、平山郁夫美術館、愛媛大学、弓削商船高等専門学校、愛媛銀行、(有)小川工務店、(有)有吉水道、かどや、(有)マツモト商事、弓削漁業協同組合、(株)ゆげフーズサービス、(株)しまの会社、(株)風の音舎、(株)瀬戸内しまなみリーディング、(株)鉄道広告、(株)ゼロコレクティブ、NGOピース ウィンズ ジャパン、歴史環境計画研究所、愛媛県日仏協会
【弓削島と塩】平安時代末期頃に荘園としての形が成立されたとされ、後白河法皇の荘園であったが、鎌倉時代になり、東寺(京都)に寄進され、同寺の荘園として、塩を献上していた。以後、室町時代まで続いた。こうした製塩文化を発掘継承していこうと、島内の住民で2007年に「弓削塩文化を伝える会」が発足している。
【主旨】瀬戸内海のほぼ中心に位置する弓削島から「塩」を通して、生命を維持するために代替品のないミネラルである塩。しかし古代文化では、塩も大地の「白い黄金」と呼ばれていた。歴史的に塩の価値を6点ほど考えてみると、塩の貨幣、徴税品、医薬品、宗教儀式、食物保存、生命の維持などが挙げられ、ヨーロッパ大陸、中国大陸、そして日本で「塩の道」というものがあり、「塩」を通して文化交流がなされてきた。文化交流{塩}をテーマとした美術展、シンポジウムを開催する。 |