新開の深部とも思える、とてもディープな店に友達が連れていってくれた。
めったに人を連れて行かないというその店は、 店主(おじさん)の強烈な個性があふれる店でした。
店内は、まるで夜逃げ跡のスナックのよう。 飲み屋なのに、酒のボトルはほとんどないし、 壁面の棚はほったらかしで、ディスプレイのかけらもない。
簡単に言うと、散らかってる。 これで、何十年も営業してきたとは信じがたいけど、そうらしい。
やる気のなさそうなその店主がカラオケを歌ってくれた。 井上陽水の「最後のニュース」 選曲もレアだけど、店主の歌がもっとレア! 原曲が分からないほどオリジナリティー満載。
この歌を聴いて、ちょっと謎が解けた気がしました。 この店は、オヤジの個性でもっているんだと。
最後に特別サービスで姓名判断をしてくれたんだけど、 言いにくいこともズバッと言うし、 悪いことだけでなく、いいフォローもしてくれた。
ありがたいなあと思いました。
新開には、 世間の常識をものともしない 素晴らしい個性がいっぱいあるんだなあ。
|