昨日のギターレッスン。 ギター歴1年と少しの生徒さんにとっては少々難易度の高い曲に取り組んでいる。 しかしながら、昨日は原曲に合わせて演奏し、然程ミスもなく弾ける程度にまで進歩することができた。 「こんな難しい曲はきっと弾けないだろうと思っていた」 レッスン時間がそろそろ終わろうとしていた頃、生徒さんがそう言った。 こういう発言を聞くとわたくしは頗る嬉しくなるので内心ウキウキ全開だが、取り乱す訳にもいかない。 「できない、と諦めた時点で、弾ける曲も弾けなくなるものだ。練習をして少しずつでも進歩していれば、上達するし弾けるようにもなるよ」 うわー、まるで音楽教室の先生みたいじゃん、とわたくしは自分の言ったことに対して滑稽に思いながら次回のレッスンに向けての課題を提示したのである。 音楽だけに関わらず、物事というのはそれを成し遂げた者でなければ感じることのできない感覚がある。 分かり易く例えると、山の頂上からの景色はその山に登頂した者でなければ見ることができないのと同じである。画像や動画で見る景色とは明らかに異なる、感動に満ちた景色がそこにはあるのだ。 わたくし自身、日々の楽器の練習によって得られる感動がなくなるようなことがあれば、その時点であっさりと音楽を辞めても何の悔いもないと思っている。 達成感もなく継続などしていられるわけがない。 「やってみたい」と「できないかもしれない」 何かに挑むときにはこの2つが付きまとうが、「やってみたい」を優先できる生き方を続けていきたいものである。 【サックスとfujiborn】 生活の中に音楽の時間を取り入れることで、練習が習慣になり上達も早くなります。 音楽と宇宙と あなたをつなぐ サウンドトレジャー |