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2013年02月28日(木) 
今回は、ド以外の音から始まるメジャースケールについて。

先ずは前回のおさらいとしてクイズです。
メジャースケールの各音と音との間隔を全音・半音で表してみましょう。

答えは
全ー全ー半ー全ー全ー全ー半
です。
今回はここが理解できているとスムーズにわかりますよ。

ド以外から始まるドレミファソラシド。
♯や♭がつきます。

例えば、「かえるのうた」
かーえーるーのーうーたーがー、のあの歌です。

これを楽器で演奏する場合、どーれーみーふぁーみーれーどーー、と演奏するわけですが、これでは音がちょっと高くて歌うのがしんどい、という人がいたとしましょう。
ドから始まると音が高いので、少し低くしてあげます。

ラから始まるようにします。
できたらピアノなどで実際に音を出してみて下さい。

ラーシードーレーミーレードーーー・・・

何だかとても暗い雰囲気になって「かえるのうた」じゃなくなってしまいましたでしょ。
これは、メジャースケールではなくなってしまったからです。

音と音の間隔を整えてあげましょう。
全ー全ー半ー全ー全ー全ー半
の順番になるようにしますよ。

ラとシの間は全音・・・良いです。

シとドの間は半音・・・ここはスケールの2番目と3番目の音ですから「全音」にならないといけませんね。

ではここの音をいじくってやります。
シとドの間を全音にする為に、ドを半音上げてやります。
「ド♯」になります。

では続き
シとド♯の間は全音・・・良いです。

ド♯とレの間は半音・・・良いです。

これで1番目の音から4番目の各音の間隔が全・全・半、と正しくなりました。

続けていきましょう。

レとミの間は全音・・・良いです。

ミとファの間は半音・・・ここは5番目の音と6番目の音ですから間は全音にならないといけません。なので半音上げてやりましょう。
ファ♯にします。

ミとファ♯の間は全音・・・良くなりました。

ファ♯とソの間は半音・・・いけませんね。6番目と7番目の音ですから全音じゃないといけません。
ファとソの間は全音ですが、ファを♯したことにより、ソとの音の間隔が狭くなってしまったのです。

ここで間違えないように!
1番目から順々に音の間隔を整えていますから、ファ♯はそのままで。ですから、ソのほうで間隔を整えますよ。

ファ♯とソの間隔は半音。ですからソを半音上げてやります。
ソ♯です。

ファ♯とソ♯の音の間は全音・・・良くなりました。

ソ♯とラの間は半音・・・良いです。

これで、ラ~ラまでの間隔の調整が完了しました。
全ー全ー半ー全ー全ー全ー半、になってますか?

ラとシの間は・・・・・・全音
シとド♯の間は・・・・全音
ド♯とレの間は・・・・半音
レとミの間は・・・・・・全音
ミとファ♯の間は・・・全音
ファ♯とソ♯の間は・全音
ソ♯とラの間は・・・・半音

はい、できました。

ではこれで、「かえるのうた」をラから始めてみましょう。

ラーシード♯ーレード♯ーシーラーーー

どうですか?
良くなったでしょ。

上記のようにしていくと様々な音で始まるメジャースケールを組み立てていくことができます。
ラから始まるメジャースケールの場合は、ファとソとドに♯が付くことがわかります。

同様にして
ソから始まるメジャースケール・・・ファが♯
レから始まるメジャースケール・・・ファ、ドが♯
ラから始まるメジャースケール・・・ファ、ド、ソが♯
ミから始まるメジャースケール・・・ファ、ド、ソ、レが♯
シから始まるメジャースケール・・・ファ、ド、ソ、レ、ラが♯

次回は♭のつくメジャースケールについて書きたいと思います。


【サックスとfujiborn】
スケール練習は速さのためではなく、音と音を滑らかに繋がるようにするための練習です。

音楽と宇宙と あなたをつなぐ サウンドトレジャー

閲覧数454 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2013/02/28 09:14
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