『ジス・イズ・アイルランド』(ミロスラフ サセック - Miroslav Sasek - 原著/松浦弥太郎・翻訳) を読みました。
読書メーターというサイトで、私のお気に入りの読書家の書評を見て欲しくなった本です。この本と出会うまで知らなかったのですがサセック氏の「ジス・イズ」シリーズは、氏が世界中を旅しながら描かれた絵本で世界中の子どものみならず大人からも人気を集めているそうです。一目見て欲しくなりました。装丁を見たとたん、その深い緑色に心惹かれ、アイルランドについて書いてあるということで恋い焦がれ欲しくなったのです。理屈ではありません。なにかに役立てようとか知識を得ようとかそんなことは考えておりません。たとえば私は女性が宝石を身につける気持ちが分かりません。全く意味のないことのように思えます。少なくともその価格に見合うだけの価値があるようにはどうしても思えないのです。しかし、女性は宝石を見れば欲しくなる。身に付けたくなる。そんなものなのでしょう。私にとって、この本がまさに宝石です。存在を知ってすぐに購入。ワクワクしながらページを捲りました。大切に本棚にしまっておきます。 私はアイルランドが好きです。初めてアイルランドに興味を持ったのは1972年にポール・マッカートニー(Paul McCartney)&ウイングス(Wings)が『アイルランドに平和を(原題:Give Ireland Back to the Irish)』を発表したときかもしれません。未だ行ったことはないけれど、私にとって何故か気になる国、それがアイルランドです。パブへ行けばギネス・ビールを飲みます。その後、ジェムソン(JAMESON)を飲みます。あるいはブッシュミルズ(Bushmills)を飲むこともあります。どちらもトリプル蒸留された酒です。音楽はU2を聴きます。クランベリーズやヴァン・モリソンも好きです 見わたすかぎり緑の大地、人よりも牛の数の方が多い国、虹の彼方にある神秘的な島々、そして、首都ダブリンだけでも1000ものパブがある国。ああ、アイルランドに行きたい。