2011/04/09　　津山

旧津山扇形機関車庫を見学しました。

古い建物で窓ガラスも割れてボロボロですが、この圧倒的な存在感。

いいなぁ……　古いものだけが持つ佇まいに感嘆のため息が出ました。

機関車庫が扇形になっていて、その前に機関車を回転させる装置（転車台）があります。

転車台が回転し始めました。

こんなふうに格納されています。

格納されている機関車たち

構内の桜に津山駅の春を感じます。

「懐かしの鉄道展示室」も見学しました。

これはタブレット式閉塞装置というもので、単線区間にあって汽車同士が衝突しないようタブレットと呼ばれる通行手形のようなものを入れて連絡を取ることで同じ区間内に2台の列車が走るのを防いだそうです。

めずらしいですね。

昭和三十年代のダイヤグラムです。 

建物を出ると腕木式信号機（下向2位式）がありました。昔は電動でなくこんな手動の信号機を使っていたのだなぁ。赤と白の長方形の腕木が青空に映えて往時の存在感を示していました。今日写した写真の中でも印象に残ったお気に入りの一枚です。