後編からのつづき
さて、いよいよ演奏会のスタートです。
午後1時からという暑い中、こんなにもたくさんの方が集まってくださいました。 また今日は、埼玉から毎週末ボランティアに来られている絆ジャパンの方も ボランティアの後、バスで会場に来てくださいました。
まずは義援金とメッセージを贈呈しました
こどもたちから、校長先生にメッセージを
みなさまからお預かりした義援金
おのみっちからも、久之浜小学校へお見舞金をいただきました。 みなさん、ありがとうございました。
死者の鎮魂歌 フォーレのレクイエム
日本の唱歌をメドレーにした「ふるさとの四季」では、この子達も参加しました。 会場でも一緒に歌ってくださる方もおられて 、感動しました。
最後は校長先生のサックスと一緒に「ハナミズキ」を演奏
学校のため、そして久之浜の地域の復興のために奔走されている校長先生。
薄紅色の可愛い君のね 果てない夢がちゃんと 終わりますように 君と好きな人が 百年続きますように
このハナミズキの歌詞にこめられた意味 将来に夢があったのに叶えられず、震災の犠牲になられた人達の夢がちゃんと叶い ますように・・・
先生のサックスの響きはとても素敵でした。
演奏がおわって、たくさんの方がお声をかけてくださいました。 最初は、いっぱいの不安をかかえてのスタートでしたが、ここに来て本当に良かったと思える瞬間でした。
それから、 千日紅の会(北いわきのボランティア団体)の方たちに教えていただきながら、押し花で栞をつくりました。 いわきで咲いた可愛い花を、千日紅の方々が ひとつずつきれいに押し花にされていました。
限られた短い時間でしたが、こうしてお話をさせていただきながら作れたのは嬉しいひとときでした。
このふたりも 真剣に作っています ^^
久之浜の方もご一緒に・・・
仲良し姉妹で参加してくれた、この二人も。
こちらの親子も。 ともくん、太鼓かっこよかったよ! かずえさん、ステキな歌声でした。
二人の先生方も。
さあ、こんな素敵な久之浜の思い出の詰まった 手作りのお土産ができました。 千日紅の会のみなさん、ありがとうございました。
出発の午後3時が迫っていますが、なかなかみんな話が尽きません ^^;
最後は、ひとりひとりの方と握手をしてお別れしました。 おかけする言葉が見つからない私に、あちらから声をかけてくださいました。
「お互いに頑張りましょう!!」
「そうですね、また、いつか お会いできるといいですね」 その言葉が、今の私の精一杯でした。
お互いに頑張りましょう。 そうです、いつ 日本中のどこで何があるかわかりません。 その何かがあった時のためにも、福島の方から教えていただくものがたくさんあります。
久之浜のみなさんは、バスにむかって、大きく手を振ってくださいました。 浜風商店街の方もみんな出て、手を振ってくださいました。 そして最後に、校門の前で校長先生が、見送ってださいました。 バスが見えなくなるまでずっと 手を振って・・・
帰りに、久之浜の海岸を見に行きました。 津波で流され、火事で焼け野原となった海岸。
そこからは、悲しいほどに美しい 太平洋の水平線が見えました。
最後にメンバーの一人の方が頂かれた お礼のハガキを紹介させていただき このご報告を閉じさせていただきます。 最後までお読みくださいまして ありがとうがとうございました。
このたびは、遠方より長時間かけての心のこもった演奏と合唱に心が癒されました。
特に宗教奏には尾道の皆々様の思いと願いが 私たちの心身に響き 感動と感謝の念でいっぱいです。
私たちは東日本大震災そして原発の爆発・放射能危害に恐怖と避難の連日でした。
私は原発より30km離れたところに住んでいますが、 私達は若くないので 自宅に戻っています。
福島県人は故郷を離れて 多くの人たちが避難所の仮設で不自由な生活をしています。
あたりまえの生活が欲しいですね。
お母様を大切に
ありがとう またね
お元気で みなさまによろしく。
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