今日は「藤井川の夕べ」というお祭りがありました。 ワタシは県警協助員の少年補導で参加しました。
お祭りは滞りなく無事終わり, 自転車で帰っていると・・・・
バンッ!!
という大きな音がして,
キャインキャイン!と悲痛の鳴き声をあげるワンちゃんがいました。
そのワンコは,ワタシの目の前でクルマにハネられてしまったんです。
交通量の多い三成-松永線の道路の中央に横たわっていたので, ワタシは行き交うクルマを止めて,その子を道路の脇に連れていきました。
クチから血を流し,左目が少し飛び出していて, ワタシの膝の下でブルブル震えてるワンコ・・・・
ワタシはまず,警察に連絡しました。 保健所に連絡すると,100%殺処分されてしまうからです。 警察なら遺失物(落し物)として保護してくれると思いました。
「首輪を着けたイヌがクルマに跳ねられて,現在,道路脇で保護して動けない状態です。」と言いました。
すると,尾道警察は・・・・
「ケガしている状態では警察にはどうにもできません。動物愛護団体に言ってもらえますか?」と返ってきました。
時間は夜21時です。 愛護団体など連絡取れるはずはありません。
私 「連絡が取れなかったらどうするんですか?」
警察「ええ、職員はいないと思いますので,留守番電話に入れておいてください。」
私 「飼い犬と認められるんですから,遺失物として警察で扱ってくれないんですか?」
警察「健康な状態なら保護しますけど,ケガしている状態では無理です。」
私 「でもこのままこの子を放置しておくと二重事故につながる恐れがありますよ?」
警察「そう言われましても・・・現場でなんとか対応していただくしか・・・・」
警察の言い分ももっとも。。。 落し物として預かっても,署内で死なれたのでは責任を取ることはできませんものね。
なものでワタシは警察を諦めて, 動物愛護団体に連絡することにしました。
やはり電話には出ません・・・。 駄目元で留守電に入れました。
どうにも出来なくなったワタシは, せめてワンコを見送ってやろうと思いました。 この場で撫で続けてやろうと思いました。
しばらくいろんな話をしてやりながらカラダを撫でていると, カラダの震えも出血も止まってきて,落ち着きを取り戻してきました。
すると・・・
動物愛護センターから電話が掛かってきたんです!
そしてその時間でも動いてくれる獣医さんを手配してくれまして, 緊急で保護者となったワタシも一緒に病院に連れていきました。
頭部にかなり強い衝撃があったようで重傷です。
だけど,どうにか助かりそうです。
応急処置をしてもらい,入院させていただきました。
痛み止めを打ってもらうと,立ち上がることもできました!!
この写真は,飼い主を探すためのポスターを作ろうと思って,負傷の無い右側から撮影しました。
下アゴが左にズレてます。左目はもうダメかもしれません。
赤い首輪と,ノミ取り用のシルバーの首輪が着いてました。 女の子です。
シーズの雑種?という感じのイヌですが,大きさは60~70cmくらいある大きな子です。
なんとか回復しそうな感じだということです。
先ほど病院から帰ってきました。
深夜にこんな無茶な患者を受け入れてくださったのは,三成にある「かとうペットクリニック」さんです。
ワタシはこれから元の飼い主を見つけないといけません。 どうかご協力のほど,よろしくお願いします。
できればシェアしていただければ幸いです。
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