11日の土曜日に、松本寛治さんによる、アーティストトークが行われました。
大勢の方々にお越しいただき、大盛況でした。 Christopherさんもお越しいただき、ありがとうございました。
これは、廿日市の宮浜温泉「石庭」におさめられたテーブルです。 直線を定規で引いたまったくの直線で引くと痩せて見えるので、直線の中心部分と端では 中心部分を約、5mm膨らませているそうです。 こうすることにより、まっすぐに見えるそうで、これはマツダ時代に学ばれたことだそうです。
これは同じく「石庭」におさめられた「石庭チェアー」だそうです。 これを作った当時、座面をなじみのマツダ関係の業者に発注したところ、 どういった感じにしたいのか聞かれて、「セルシオ」の様にしてほしいと発注したそうです。
これはたぶん、ももたろうさんの見ていない作品だと思います。 金曜日の夕方搬入したそうです。 松本さんは、これがこの展覧会のために制作したメインの作品だとおっしゃっていました。 確かに、このテーブルが入ったために、今まであったテーブルがキャシャに見えてしまう程でした。 漆塗りたてで、弱い方には危険だそうです。
このテーブルの天板は、わざと切れなくしたノミで、ハツるようにして彫り、 その後、川砂でこすって表情を着けたそうです。
このテーブルの天板は、旧広島大学の校舎の梁をスライスしたものだそうです。 ねじ止めしてあった穴の部分に金属などが象嵌してあります。
この椅子は何客はありましたが、それぞれ使っている木材や、仕上げ方が違っていて、 座り心地も違います。
カウンターの上の真空管アンプと、スピーカーがとても心地よい音を奏でていました。
しばし休憩。大勢の来館者で賑わっています。
別の部屋の「石庭チェアー」です。 先ほどの物のクッションは、ウレタンを型に注入して作ったものですが、 こちらのものは職人さんが手で詰めていったものでした。 明らかに座り心地が違いました。
まだ行かれてない方も、すでに行かれた方も、そういったことを踏まえて 来場され、感じて楽しんでいただけると幸いです。
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