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2011年08月26日(金) 

先日,お葬式がありました。

会社の社員のご尊父が亡くなられたということで,葬儀に参列してまいりました。

 

浄土真宗でした。

 

ワタシは浄土真宗本願寺派の檀家の生まれでしたので,

浄土真宗はすごく馴染み深いんです。

 

正信偈も御文章もそらで詠むことができます。

 

 

ワタシの少年時代は,俗に言う「悪ガキ」でした。

悪さばかりしてました。

 

だけど,何か悪さをすれば,すぐ寺に預けられて修行を受けてました。

そうしているうちに,いつの間にか念仏を唱えることができるようになりました。

 

ワタシの両親は,その都度お寺に寄付してたんじゃないかと思います。

 

 

思えば当時と現在では,寺の社会的な役割がずいぶん変わってしまったものです。

 

昔は,母が病気に伏した時など,子供は寺に預けられていました。

精神的に追い詰められた時は,寺に説法を受けにいったものだと思います。

 

尾道は寺の街なので,未だそういう風潮が残っているかもしれませんが,

引っ越してきた若者たちは,檀家になろうとしないのが実情だと思います。

 

世の中は少子化なのに,保育施設が不足しています。

世間を見渡してみますと,教会などの宗教法人が母体となっている幼稚園が多くあります。

 

住民は檀家になることを拒み,

寺は地域の子育てを商売としてしまう。

 

 

どうしてそうなってしまったのでしょう?

 

 

寺は地域の精神的弱者を守るものです。

そのために地域住民は寄付をして掃除をして,寺を守ろうとします。

 

極道は地域の肉体的弱者を守るものです。

そのために地域住民は上納金やケツモチを払い,極道に畏怖します。

 

その極道が,弱者を食い物にしてしまっている始末です。(尾道は違うと思いますが)

 

 

 

国を見ればどうでしょう?

 

「子ども手当て」というものがありました。

 

なんで働き盛りの健康なワタシが,国に支援されなければならないんでしょう?

 

しっかり働いて,しっかり稼いで,国に寄付したいとは思っても,

逆に支援される立場になるなんて,ワタシは今まで何をしてきたんでしょう?

プライドも自信もズタボロですよ。

 

 

 

だけど受け取りますよ。


 

ワタシは商売人ですから。

くれると言っている金を受け取らなければ商売人じゃなくなりますもの。

 

だけど,世の中の理不尽さを感じずにいられません。

 

 

ワタシは学が乏しいので,なんと表現していいのかわかりませんが,

誤った方向に向かっている社会を,どうにかして正しい方向に持っていきたいと願うものです。

せめて尾道だけでも。

 

あなかしこ。あなかしこ。


閲覧数1,792 カテゴリみどりパパな考え コメント8 投稿日時2011/08/26 18:53
公開範囲外部公開
コメント(8)
時系列表示返信表示日付順
  • 2011/08/26 21:16
    > 誤った方向に向かっている社会を,どうにかして正しい方向に持っていきたいと願うものです。

    そう思っている人は多いことでしょう。
    声を大にして言っても、なかなか肝心なところまでは届かない。
    考えてみれば何だか不思議な社会ですね
    次項有
  • 2011/08/26 21:40
    > ももたろうさん

    こんぎゃあな変な日記にコメントくださってありがとうございます。

    実はこの日記は一瞬だけ一度書いてました。
    だけど面白くない内容なので消しちゃいましたが,
    ballさんに見つかってしまってて再掲することにしました。

    不思議な社会ですよ。
    国がオイルで稼いだ金で,自国民の医療費や学費を無料にすることに使ってたカダフィ大佐が迫害され,
    オイル目的のアメリカに,民主主義の旗印のもと民衆を軍隊として扱うことができる世の中。

    すごく変だと感じます。
    次項有
  • 2011/08/27 03:00
    南房総のかずちゃんさん
    はじめまして。
    千葉県南部の房州わんだぁらんどのかずちゃんと申します。
    本文を拝読して、うなづいてしまいました。
    お寺は地域のよりどころだと思います。
    私は宗派は異なりますが、檀家同士のつながりは、何かの時には相談ができると思います。家の事情によっては親戚以上に必要なつながりです。
    次項有
  • 2011/08/27 08:12
    ballさん
    素敵なブログだったから、どうして消しちゃったんだろうと思ったんです。
    (おもしろブログとの落差も大きいし)
    ---
    日本人は‘寄り添って生きる、暮らす’感覚を失いつつあると思います。

    それは、アメリカによる占領政策の一貫という人もいますが、他者のせいにしていたら、自ら解決できないので、
    尾道から、自分からできることを始めたいです。
    次項有
  • 2011/08/27 09:48
    > 南房総のかずちゃんさん

    お寺もヤクザ組織も,本来の機能を果たして欲しいものです。
    このブログ,外部にも公開してたんですね。
    せっかくですから今後とも宜しくお願い致します。
    次項有
  • 2011/08/27 09:59
    私も「子ども手当」に憤慨する者の一人です。
    税金をまきあげておいて、その税金に「子ども手当」という名前をつけて「ワシらが支給してやる」と言わんばかりにばらまく。お金をいただいた納税者は「ありがたや、ありがたや」と票を入れる。
    あえて「下品な政策」と言わせていただきましょう。
    次項有
  • 2011/08/27 10:03
    > ballさん

    ありがとうございます。
    本当に寄り添って生きることを拒む民族になってしまいました。
    景気が悪く,賃金が安い時代とはいえ,手取りで12万円はあるはずなのに,「生活できない」と嘆きます。
    そんなことはありません。
    同じ境遇の人3人が共同生活すれば,むしろいい暮らしができるのに・・・。
    寝食を共にすることを拒んでしまう。

    友達と悪さして,お寺に入れられ,本堂で共に寝た時代が懐かしいです。
    次項有
  • 2011/08/27 10:08
    > ウェルズさん

    いったんお金を中央に集めて配分していくシステムを,共産主義と言います。
    国民が小粒化してきたら,どうしてもこの色が強くなります。

    だけど共産主義は平等な幸福には良いものです。
    中央に従い,なんの不安も無く生きるシステムをトヨタやauが創ろうとしてます。
    http://www.youtube.com/watch?v=BMlVyY2EpLA

    独裁は嫌。管理されるのも嫌。だけど配給は欲しい。という最悪な状態であることが大きな問題じゃないかと思います。
    次項有
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