歌が上手い人、楽器が上手い人。

音楽教室をしていると様々な生徒さんがいらっしゃるのだが、まあ最初１年というのは練習さえやっていれば個々においてそう大きく進歩の差が出るものではない。

楽器を始めて１年～２年あたりで差ができてくる。
これは能力的な問題ではなくやはり練習に起因したものなのであるが、このくらいの時期に楽器や歌が上達してきたことを自分で実感するタイミングがある。ここが非常に大切なのである。

「あ、なんか最近上手くなったかも」
と思って安心してしまって練習をあまりしなくなると、だいたいそこで技術が進歩しなくなる。進歩しないばかりか、下手になっていくこともよくある。
反対に、この時期にしっかり練習すると面白いくらいに上達する。アマチュアの中でも上手な人というのはだいたいこの時期を上手く自分の自信にできている場合が多い。

何れにせよ、日々の練習ありきの話である。
練習方法のアドバイスはできるのだが、明らかに練習してなさそうな人に「なかなか上達しない」と言われてもわたくしとしては「そうですか」としか言いようがないのである。

音楽に限らず、誰にでも素晴らしい能力はそなわっている。
他人からの影響も大切だが、最終的にそれを引き出せるのは自分自身しかいないということを自覚することは重要である。


【サックスとfujiborn】
自分の演奏はできるだけ録音しておきましょう


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