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2009年04月03日(金) 
夢屋喜助でございます。
日本経済の落ち込みは予想どうり、と申しますか、
あまりにひどい様相で、
日本銀行の短観(景気の良い悪いの景況感)が、73ポイント悪化。
輸出額が対前年で49%ダウン、
20年10月〜12月の企業の利益は、
製造業94%ダウン、全産業で64%ダウン、
・・・・・・・
あまりにひどい状況で開いた口が塞がらないほどです。

大企業と言えども、会社の存続すら危うい状態になっています。
先が見える経営者が、臨時や派遣の社員を切った理由が
マスコミにも今になってようやく判ったようで、
ベアーゼロ、あるいはダウンの交渉がニュースになっているようです。

我が麻生総理大臣(漢字は間違いますが)経済政策はなかなか頑張っています。
野党の政局がらみの抵抗で、実施はもたもたしていますが、
自動車高速道路の土日祝日1,000円、
12,000円の定額給付(尾道はさらにもたもたしており5月頃になりそうです)
気分なりとも良いわけですから、心理面も合わせて効果が出始めています。

金融にしても、日本政策金融公庫など政府系銀行で思い切った融資を実行しています。
(喜助の会社も、かなりの優遇税制の恩恵にあずかりました、助かった・・・)
日銀もさすがにボーとしている訳にも行かず、企業のCPを直接引き受けたり、
市中の銀行へじゃぶじゃぶとお金を供給しています。
財務省も、年金のお金を使って株を買い支えているようです。
「不況下の株高」と言う不思議な現象が起こる裏事情ですね。

さらに、相続税をゼロにする国債(金利はないが相続税の対象から外す)の発行,
もう一つ踏み込んで、贈与税を一時的に廃止して、眠っているお年寄りのお金を、
若い世代へ移転させ、消費を増やしていこうと言う政策が検討されています。

これは、年来の喜助の持論でして、大賛成ですね。

実は、アメリカでは来年、相続・贈与税がゼロになります。
ブッシュ前米大統領の頃から継続している政策で、
段階的に相続・贈与税を引き下げてきており、来年ちょうどゼロになるのです。
再来年以降、再び税率は高くなりますから、
来年の景気刺激という意味ではかなり効果が高いでしょう。
米国経済の舵取りに苦しんでいるオバマ米大統領にとっては、思わぬ援軍になると思います。

こういうことは、アメリカのまねでも何でも良いですからどんどんやると良いですね。

教訓、喜助は贈与税0社会を歓迎します

閲覧数1,351 カテゴリ日記 コメント9 投稿日時2009/04/03 16:31
公開範囲外部公開
コメント(9)
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  • 2009/04/04 06:58
    相続税廃止、いいですね。
    ただし消費に回るのなら、経済刺激効果ありなんだけど、いい方法はないかしら。
    次項有
  • 2009/04/04 10:04
    のりPさん
    相続税廃止は
    結局は、金持ち丸儲けってことにはならないのでしょうか?
    我々一般庶民からすると大賛成なのですが
    上級階級の方々は、どう思っていらっしゃるのでしょうか?
    次項有
  • 2009/04/05 01:06
    ももたろうには縁のなさそうなお話かも(^m^)
    何か違うところで緩和していただくと、関係がでてくるかもしれません。
    次項有
  • 2009/04/06 08:16
    > 西国くんさん
    相続税に関しては、無利子国債(金利をつけない代わりに相続税の対象から外す)を検討しているようですが、これは即効性が少ないし、現行の税理論上では難しいようですね、
    期間限定で行うとかテクニックが必要です。

    贈与税の免除にかんしては、自動車とか住宅とかの購入に関してなどに限るとか需要を誘発させるものを対象にしようという工夫を考えているようです。

    いずれにしても、対症療法ですね。

    喜助は、相続税と言う法律の根本的な思想が間違っていると思っていますので、これをきっかけに、相続財産に課税をすることは是か否かと言う基本的な議論に発展することを期待しています。
    次項有
  • 2009/04/06 08:33
    > のりPさん
    相続税の廃止は、おっしゃるとおり、「金持ちが丸儲け」と言う考え方もあります。
    現行の税制ですと億単位以上に実質的な相続税がかかっていますから、大きな資産を持っている人から国家権力で強制的に財産を没収すると言うことになっている訳です。
    資産を持つことに対する、懲罰的税制ですね。
    資産を持つとペナルティがかかっている。
    しかも資産が多くなればなるほど、「税率」が上がる仕組みです。
    たとえば、商売の世界では、たくさん買って頂いたお客様には、割引をしますと言うのが普通ですが、相続税(所得税も)は、逆です。
    まるで、たくさんの財産を持つことは悪いことだと言わんばかりですね。
    少し前、ホリエモンと言うモンスターが現れて、「法律違反さえしなければ(かいくぐることが出来れば)儲けることの何が悪いのか」そう言い放って、なんと、我が広島6区で衆議院議員に立候補し、マスコミの寵児となり、庶民の喝采を浴びました。
    喜助は、品のないヤツだと、嫌悪していましたが、塀の向こうにはいることになって。溜飲が下がりました。
    しかし、「財産を持つことは社会悪だ」と言う相続税の理念は、
    いわば、ホリエモンの逆であるとも言えます。

    品がないのは同じだと言ってもいいでしょう。

    反論のある方はたくさんいらっしゃると思います。
    お聞かせ頂ければ幸いです。
    次項有
  • 2009/04/06 08:42
    > t-akimotoさん
    >社会資本をしっかり使って儲けて蓄財した人は、社会に還元すべきだ

    正論だと思います。

    「社会還元」と言う行為は、共産主義下では行われません。
    寄付や慈善事業が最も多く行われているのは、最も自由競争が進み民主主義が発展し「国の富が多くなった」西側先進国の特徴です。
    分けるパイが大きいから還元することが出来るのです。
    この分けるべきパイを大きくすると言うことは、みんなが儲けて、資産を残すことにその源泉があります。
    資産を殖やすことにブレーキをかける行為は、みんなを貧しくするようにリードすることになります。

    みんなが豊かになって、富が増え、それを国家権力の強制ではなく、個人の裁量で社会還元することが、最も理にかなっていると、喜助は思っています。
    次項有
  • 2009/04/06 08:44
    > ももたろうさん
    眠っている資産が、こういう工夫で社会に流出し、仕事が増え、売上げが増え、みんなが豊かになることで、還元されると思います。
    次項有
  • 2009/04/07 21:11
    じねんさん
    定率減税的なやり方では、結局貯蓄に向かってしまいお金が市中に出回らないので、住宅やクルマなど経済波及効果の大きい消費に国民を向かわせるために政府は贈与税の減税策を打ち出したのでしょうね。

    クルマがハイブリッドカーだとさらに減税、住宅が太陽光発電施設付きであると減税省エネばかりか売電のメリットもある。浮いたお金で週末は高速道路乗り放題で家族でドライブ・・・。

    グリーン・ニューディール政策のからくりが見えてきたように思います。
    次項有
  • 2009/04/08 12:47
    > じねんさん
    グリーン・ニューディール政策に関しては、あまりに理想論的すぎて、浮世離れしていると思っておりまして、喜助は諸手を上げて賛成する訳には参りません。

    例えば太陽エネルギーですが、今の電力コストの2〜3倍かかると言う事実を言わないで、「低カーボンエネルギーは地球にやさしい」等と言うプロパガンダに乗せられているだけなのだと言うことを知っていなくてはならないと思っています。
    太陽エネルギーを今使ったら、家庭の電力料金は、月2万円払っている人は、4〜6万円支払うことになりますが、それでも、地球にやさしい方が良いですか。
    と言うきちんとした数字を踏まえて考えてもらいたいのです。
    (風力エネルギーは、コストが2倍弱ですからまだましですが、2万円のところを3〜4万円出したい人が選べば良いと思いますね)

    太陽エネルギーや風力エネルギーは、研究開発を進めて、コストが下がったら使えば良いのです。

    今大事なのは、財政、税制、金融システム等に多少のゆがみがでることは目をつむっても、総需要を効果的かつ大規模に増やすことなのです。
    次項有
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