2013/8/3
『私が彼を殺した』(東野圭吾・著/講談社文庫)を読みました。
加賀恭一郎シリーズ・第5の事件です。
あれっ? なにっ? 前作『どちらかが彼女を殺した』に続いてまたまた犯人を特定しないまま「完」。犯人が分からないバカな読者は「推理の手引き《袋綴じ解説》」を読みなさいということである。ところが筋金入りのおバカな私は「推理の手引き」を読んでもトリックも犯人も分からなかったのだ。なんたる屈辱。穴があったら入りたいほどの恥ずかしさである。ネタを解説してもらってなお???が頭の中をぷかぷか漂っている状態を鑑みるに、もはや私には推理小説、なかんずく東野圭吾を読む資格なしと断定せざるを得ない。悲しいことだなぁ。 とはいえ、次の作品も読みますよ。読まいでか。シリーズですからね。途中でやめるわけにはいきません。
第1の事件 『卒業』 恭一郎大学4年生 2013/4/23読了 第2の事件 『眠りの森』 警視庁捜査一課 2013/6/22読了 第3の事件 『どちらかが彼女を殺した』 練馬署 2013/6/24読了 第4の事件 『悪意』 警視庁捜査一課 2013/7/2読了 第5の事件 『私が彼を殺した』 練馬署 2013/8/3読了 第6の事件 『嘘をもうひとつだけ』 練馬署 2007/8/4読了 第7の事件 『赤い指』 練馬署 第8の事件 『新参者』 日本橋署 第9の事件 『麒麟の翼』 日本橋署
最後に出版社の紹介文を引きます。 婚約中の男性の自宅に突然現れた一人の女性。男に裏切られたことを知った彼女は服毒自殺をはかった。男は自分との関わりを隠そうとする。醜い愛憎の果て、殺人は起こった。容疑者は3人。事件の鍵は女が残した毒入りカプセルの数とその行方。加賀刑事が探りあてた真相に、読者のあなたはどこまで迫れるか。
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