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2013年08月03日(土) 

 低い峠を越えると耕地が現れ、農協前のバス停にとまる。

「しばらく停車します。ふつうに走っているんですが、早く着いてしまうんですよ。毎度すみません」

 と運転手。車内に笑い声があがる。

                              (本書P271より)

 

 

『ローカルバスの終点へ』(宮脇俊三・著/洋泉社新書y)を読みました。

 

まずは出版社の紹介文を引きます。


 

何もないところには何もないなりの良さがある!

普段、鉄道の車窓から見ていた
ローカルバスに心惹かれた著者が、
二万五〇〇〇分の一の地図を片手に、
鉄道も通わぬ「僻地」巡りの旅に出る!

中空を行くかのような尾根道や、
ミカンの段々畑に被われた岬・入江などを通って、
北海道から沖縄まで、二三の路線バスの終点を訪ねる。
そこはローカル鉄道の終点よりも鄙びた風情があった----。
現在の終点へのアクセス情報も掲載!


 

 

有名観光地でない行先、乗車時間は1時間以上という条件で鄙にある路線バスの終点を訪れる旅。なんともそそられる企画ではないか。運行が一日二回だけといった不便なところもあるが、その不便を楽しむというのもイイ。その地には寂れつつもありふれた日常がある。しかしそのありふれた日常はいまや我々にとっては非日常だ。鉄道の旅も良いが、その先にあるバスの旅はさらに良い。「のびゆく四方へ幾路線♪」という某バス会社の社歌を口ずさみながら、楽しく読んだ。特にそそられたのは岡山県の吹屋と青森県の九艘泊。いつか訪れることになるだろう。

 

 


閲覧数1,414 カテゴリ読んだ本 コメント2 投稿日時2013/08/03 09:05
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2013/08/03 15:02
    べんがら村には何度か行きました

    そんな中、少しはずれたところですが西江邸の西江さんとお話しする機会があり、とても楽しかったです。
    べんがらをされていた家で重要文化財です。
    行かれたときには、そちらにもぜひ
    次項有
  • 2013/08/03 16:58
    > ももたろうさん

    西江邸ですね。分かりました。覚えておきます。
    次項有
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