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2015年01月19日(月) 
 
『ビブリア古書堂の事件手帖(6)~栞子さんと巡るさだめ~』(三上延:著/メディアワークス文庫)を読みました。
 
まずは出版社の紹介文を引きます。

太宰治の『晩年』を奪うため、美しき女店主に危害を加えた青年。ビブリア古書堂の二人の前に、彼が再び現れる。今度は依頼者として。
違う『晩年』を捜しているという奇妙な依頼。署名ではないのに、太宰自筆と分かる珍しい書きこみがあるらしい。
本を追ううちに、二人は驚くべき事実に辿り着く。四十七年前にあった太宰の稀覯本を巡る盗難事件。それには二人の祖父母が関わっていたのだ。
過去と現在、まるで再現されるかのような奇妙な巡り合わせに、薄気味悪さを感じる二人。それは偶然か必然か? 深い謎の先にある真実とは?

 
 
 本は旅をする。人から人へ。
 私は古書店を見かけるととりあえず入ってみる。旅の途中にある本を眺めるのが好きなのだ。
 最近は書き込みのある「痕跡本」なるものが密かに人気であると聞く。普通ならそのような本は嫌われるだろうが、なるほど見方を変えればそのような本も面白い。つまり、書き込んだ人がどのような人物であったか、どのような心境であったかを推理する楽しみがありそうなのだ。まして本の著者自らの書き込みとなれば想像はいや増しそうである。その小説世界だけでなく、それを書いた作家の人生をも読み解いてみたい。作家ゆかりのものを手にしたい。そのような思いを抑えきれない病的なものが人にはある。知的であることも嵩ずれば病気と変わらないということか。
 
 
 

閲覧数1,371 カテゴリ読んだ本 コメント2 投稿日時2015/01/19 19:05
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2015/01/19 19:53
    私もこのシリーズ、好きです。栞子さんの知識量、すごいですよね。
    人間じゃない~
    次項有
  • 2015/01/19 21:07
    > もえぴーさん

    RESありがとうございます。次巻か、次々巻で完結するらしいですね。どんな結末になるのか読みたいのですが、結末を迎えるのが寂しいような・・・フクザツです。
    次項有
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