■バックナンバー
■外部ブログリンク
■RSSフィード
RSS 1.0 RSS 2.0 Atom 1.0
■このブログのURL
http://onomichi-sns.jp/blog/blog.php?com_so=DESC&key=25826
2012年02月04日(土) 

『Story Seller』を読みました。

豪華な書き手そろい踏みの短編集。いや、中編集か。674ページ、全くだれることなく読ませる面白話。

作品は以下の7編。

 

伊坂幸太郎「首折り男の周辺」
近藤史恵「プロトンの中の孤独」
有川浩「ストーリー・セラー」
米澤穂信「玉野五十鈴の誉れ」
佐藤友哉「333のテッペン」
道尾秀介「光の箱」
本多孝好「ここじゃない場所」

 

 


裏表紙の紹介文を引きます。


これぞ「物語」のドリームチーム。日本のエンターテインメント界を代表する7人が、読み切り小説で競演!短編並の長さで読み応えは長編並、という作品がズラリと並びました。まさに永久保存版アンソロジー。どこから読んでも、極上の読書体験が待つことをお約束します。お気に入りの作家から読むも良し、新しい出会いを探すも良し。著作リストも完備して、新規開拓の入門書としても最適。



読みたかったのは「プロトンの中の孤独」(近藤史恵)。やはりイイ。ロードレースものとして『サクリファイス』のサイド・ストーリー的な物語だ。男たちを惹きつけてやまないロードレースという競技の本質を見事に描いている。伊坂幸太郎氏「首折り男の周辺」、有川浩氏「ストーリー・セラー」はそれぞれ持ち味を存分に発揮している。道尾秀介氏「光の箱」はとても素敵な物語に仕上げているものの、道尾氏の世界に私は違和感を持つ。逆に米澤穂信氏「玉野五十鈴の誉れ」、佐藤友哉氏「333のテッペン」、本多孝好氏「ここじゃない場所」はそれぞれ独特の世界観と作風に唸った。三氏の小説を読むのはこれが初めてだが、他の作品も読んでみたい。


閲覧数1,817 カテゴリ日記 コメント6 投稿日時2012/02/04 07:42
公開範囲外部公開
コメント(6)
時系列表示返信表示日付順
  • 2012/02/04 22:58
    > まつやまみかんさん

    ちょっとした贅沢ができる本です。流石、新潮社。
    次項有
  • 2012/02/04 22:57
    > ももたろうさん

    セールストークは「読みごたえは長篇並、読みやすさは短篇並」です。偽りなしでした。
    次項有
  • 2012/02/04 22:56
    > 将さん

    私的には近藤史恵さん。
    次項有
  • 2012/02/04 22:24
    すごい!今、人気の作家さんばかりが執筆されてるのですね。面白そうです。
    次項有
  • 2012/02/04 13:10
    面白そうです
    これは読みたいです
    次項有
  • 2012/02/04 13:09
    さん
    伊坂幸太郎がお薦めです。
    次項有
  • 次項有コメントを送信
    閉じる
    名前 E-Mail
    URL:
■プロフィール
ウェルズさん
[一言]
ハードボイルド好きのチキンハート男
■この日はどんな日
ほかの[ 02月04日 ]のブログは、
■最近のファイル
■最近のコメント
■最近の書き込み