『STORY BOX Aug.2011 vol.24』を読みました。
今号は巻頭で神様のカルテを特集。なんと夏川草介氏の最新作『神様のカルテ3』が掲載開始。ちょっと待った!! 私はまだ『神様のカルテ2』を読んでいないのだ。文庫化を待っているのだ。それなのに先に『神様のカルテ3』を読んでしまって良いのか? と、大いなる疑問を抱きながら読んでしまった。そりゃー読まないわけにはいかないでしょ。据え膳喰わぬは男の恥とも言いますからね。『史上最強の内閣2』も楽しんでいます。それにしても、森見登美彦氏の『モダンガールパレス』はどうなったのだ? 小学館さん、不定期すぎるやろー、まさか、このまま連載中止なんてことないですよね。小学館さん、登美彦さん、善処されたし。
「神様のカルテ3」
第一話 天神(前編)。
2を読まずに3を読んでしまう。据え膳は喰ってしまうのが男の性。やむを得ぬ。榛名姫、男爵、砂山次郎、水無さんが健在であることにホッとする。早く『神様のカルテ2』の文庫化を望む。
「映画『神様のカルテ』公開記念! 加賀まりこインタビュー」
以前から加賀さんのファンなのだが、加賀さんが読書家であることを知り、ますます好感度アップ。加賀さんおすすめの『なずな』(堀江敏幸)、『オリンピックの身代金』(奥田英朗)は読みます。そのうち……きっと……
「Pickup Creator」
第一回 春名慶。
『神様のカルテ』の映画化を手がけたプロデューサーなのか。『世界の中心で愛をさけぶ』『いま、会いにゆきます』も手がけられたらしい。知らなかった。取り敢えず名前は覚えておこう。しかし、私は小説が読みたくて、この本を買っているのであって、インタビューが読みたいわけではないぞ! そこんところヨロシク、小学館さん。
「北上次郎の本の話」(第二十四回「治療」について)
「病院に行くのが好きだ」の書き出しで始まるエッセイ。いつもながら北上さんの書評は興味深い。
「遺産」(笹本稜平)
新連載、第一回。
トレジャーハンティング、否、水中考古学の話。どのような展開を見せるのか楽しみ。
「国内某所 書店業務 マル秘日記」
第一回。
某所書店員の日記。面白いぞ! 今後に期待。
「史上最強の内閣2」(室積光)
第二回。
野田内閣の話ではありません。今回は教育問題に鋭く切り込む。日教組シンパは読め! 是非とも読め! 輿石東氏にも読んで欲しい! 野田内閣文部科学相・中川正春氏には『史上最強の内閣1』が出版されているので、是非そちらから読んで欲しい。ご贔屓の北朝鮮が日本に向けて中距離弾道核ミサイルの発射準備を開始したというお話ですよ。
「震える牛」(相場英雄)
第四回。
ついに鑑がひとつ繋がった。次回はいよいよ真相に迫るのか?
「血筋」(三羽省吾)
第九回。
なにやら警察内部に問題が……
「候補(リスト)」(五條瑛)
第二十回。
世界平和のために都市を犠牲にするという途方もない陰謀。
「狗賓童子の島」(飯嶋和一)
第二十四回。
前前前前前前前前前前前前前前前前前前々回より連載を細切れに読むのは無理と判断し飛ばしたまま。飯嶋さんゴメンナサイ。