松山三越で 私が待ちに待っていた 春の院展の 巡回展が始まりました。 院展は 私が日本画が 大好きになったきっかけの展覧会です。 春の院展は 秋の院展に比べると小品なので、 会場が狭くても 充分に楽しめます。 きょうは、先生方による作品解説を聞きました。
特に松尾敏男先生のお話は、 毎回 批評だけでなく、ご自身の絵に対する姿勢を感じさせてくれます。 本当に85歳?って思えるほどのエネルギーがあるお方です。
「絵は その人自身を表すものであり、品格が一番大切。 自分の通俗的な部分が表れていないかを 富士山の絵を書くことで判断する。
日本には、火、水、樹、山などあらゆるものに 神が存在する。 世界の文化との違いを感じ、世界の文化を尊重しなければならない・・・」などなど。
これからの新たな注目すべき画家 松本高明、 藁谷実 村岡貴美男
那波多目功一先生、西田俊英先生の絵も素晴らしいですが、解説も素晴らしいです。 尾道大学でいつもお世話になっている中村 譲先生もいらしてました。 すぐ後ろにいらしたのに気がつかなくて、びっくりしました。 中村先生の「到達のミサ」は絵から歌声が聞こえてきそう。 尾道大学関係の方々の作品は今回も素晴らしくて、 廣藤先生の作品「永路」は入ってすぐの数点目にあり存在感を放ってました。 尾大の学生さんの作品は並べて展示。 http://www.onomichi-u.ac.jp/news/inten66.html 小野田先生「定刻着」 5月のローカル線を描かれて今回も緑の印象深さが、時と空間とを感じさせてくれました。 吉原慎介先生の作品「丘陵の道」は青年と成人男性のあたたかい会話を感じます。
今日は、『やっぱり日本画は、大好きだなあ』と感じた一日。
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