BS-TBSの番組「心の巡礼」を視ていて判ったこと。 九品来迎印(くぼんらいごういん)といって、仏教では人間をその能力や信仰の程度によって、上品・中品・下品の三つの位のそれぞれをさらに上生・中生・下生の三つに分けた九つの段階に区別するらしい。 すなわち、
上品上生 中品上生 下品上生 上品中生 中品中生 下品中生 上品下生 中品下生 下品下生
阿弥陀如来は臨終の人を迎えに来る際その人にふさわしい印をお示しくださるらしい。阿弥陀如来像を観たとき、その阿弥陀様の手の位置と指の形に違いがあるのがそれ故なのですね。両手をへその前で組むのが上品(じょうぼん)、両手を胸の前に上げるのが中品(ちゅうぼん)、右手が上で左手が下になっているのが下品(げぼん)であり、親指と人差し指をあわせて輪を作るのが上生(じょうしょう)、親指と中指で作るのが中生(ちゅうしょう)、親指と薬指で作るのが下生(げしょう)だそうです。 へえー。そうなんだ。 ちなみに私は人から「上品」(じょうひん)と言われたことはない。 まことに残念なことです。
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