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2012年06月09日(土) 

それでは、失礼する。クルマをやたら洗うな。たま~に洗ってやる方がいい。洗うってことは傷つけてることでもあるんだぜ。君の大好きなTシャツのことを想い出してみろよ。きれいに洗うたびにヨレヨレになっていっちまった、あのTシャツだ。外見をきれいにして何になる。中身をみがく方が大切なことなんだ。それは世界の平和の第一歩なんだよ。

                                   (本書P90より)

 

 

『瀕死の双六問屋』(忌野清志郎・著/小学館文庫)を読みました。鳥取の定有堂書店に行ったときにふと目について買い求めた本です。

 

まずは裏表紙の紹介文を引きます。


日本の「キング・オブ・ロック」清志郎の衝撃の問題作がついに文庫化された。理想郷らしき「双六問屋」に住む男が縦横無尽に音楽への愛、社会への怒りを語り尽くす。憲法、君が代、自殺問題からレコード発禁事件まで、エピソードは多岐にわたり、七年前に発売された本とはとても思えないその文章は最高にクールでホット!それは、まるで、彼のロックを聴くようだ。また、各話の後ろに付いているオーティスやジミヘン、清志郎自身の作品について語り下ろしたレコード評も読みどころのひとつである。

 


 

「瀕死の双六問屋」とは清志郎さんの言葉あそび。つまり、すごいロックをやっている人間が瀕死の状態なのです。つまらないモノは、それこそバカみたいに売れちゃうのにねぇ。つんくとか、こむろとか、あきもととかがどうでもいいヤツをプロデュースしてスターに祭り上げる。世間にはそんなのに躍らされているヤツが掃いて捨てるほどいる。総選挙とかいって、つまらんCDを何枚も買って・・・あーばかばかしいね。無視すりゃいいんだけど、あらゆるところに出てくるんだよ(コムロ系は最近出なくなったけど)。でも、わかっているヤツもたくさんいるよね。ブルースを大切にしているヤツはたくさんいるよね。サイコーにカッコイイヤツはたくさんいるよね。あぁ、清志郎のスイート・ソウル・ミュージックが聴きたい。レコードじゃなく、直に聴きたい。オーティスも・・・

 

(2012/5/27 読了)

 

 

Otis Redding - I've been loving you...

 


閲覧数1,809 カテゴリ読んだ本 コメント2 投稿日時2012/06/09 22:52
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2012/06/11 21:07
    オーティスレディング
    うちにもレコードはあります
    次項有
  • 2012/06/11 22:16
    > ももたろうさん

    私もLPレコードがあるのですが、アナログのプレーヤーが無いので聴けません。CDを少しずつ買い集めるしかなさそうです。
    次項有
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