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2013年03月02日(土) 

『ビブリア古書堂の事件手帳4 ~栞子さんと二つの顔~』(三上延・著/メディアワークス文庫)を読みました。

 

 

 

今巻は江戸川乱歩にまつわるエピソード。ミステリとして趣向が凝らしてあり楽しめた。既刊3巻を読んで、栞子さんと栞子さんの母親の関係がどのように描かれていくのだろうと思っていたが、どうやら方向性が見えてきた。『美味しんぼ』の山岡士郎と海原雄山の関係にも似た関係。つまり親を憎む一方、親の傑出した力を目の当たりにした時、親を無視することが出来ないありようということか。ビブロフィリアとしてライバル心を押さえることが出来ず、しかし超えることの出来ない圧倒的な存在として惹かれてしまう栞子さんの心境は複雑だ。

 

出版社の内容紹介文を引いておきます。


珍しい古書に関係する、特別な相談――謎めいた依頼に、ビブリア古書堂の二人は鎌倉の雪ノ下へ向かう。その古い家には驚くべきものが待っていた。
稀代の探偵、推理小説作家江戸川乱歩の膨大なコレクション。それを譲る代わりに、ある人物が残した精巧な金庫を開けてほしいと持ち主は言う。
金庫の謎には乱歩作品を取り巻く人々の数奇な人生が絡んでいた。そして、迷宮のように深まる謎はあの人物までも引き寄せる。美しき女店主とその母、謎解きは二人の知恵比べの様相を呈してくるのだが――。


 


閲覧数629 カテゴリ読んだ本 コメント0 投稿日時2013/03/02 01:12
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