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2013年04月06日(土) 

『雨を見たか』(宇江佐真理・著/文春文庫)を読みました。

 

まずは出版社の紹介文を引きます。


 

北町奉行所町方同心見習い組には6人の若者がいる。伊三次の仕える不破友之進の嫡男、龍之進を始め、緑川鉈五郎、春日多聞、西尾左内、古川喜六、橋口譲之進という面々。俗事に追われ戸惑いながらも、江戸を騒がす「本所無頼派」の探索に余念がない。一方、伊三次とお文の関心事は、少々気弱なひとり息子の成長だが。解説・末國善己

 


 

 

伊三次とお文の息子・伊与太の鷹揚さと友之進といなみの娘・茜の利かん気がたいそう面白くかわいくもある。友之進の息子・龍之進は見習い同心として奉行所に勤めはじめた。シリーズが進むにつれて、伊三次のというより、伊三次を取り巻く周りの人の物語になってきている。特に本編では龍之進が大人になっていく課程が描かれている。こうなってくると私はすっかり宇江佐さんの作り出す世界に取り込まれてしまう。本を読んでいる間、このなんとも温かい世界に入り込み、登場人物の動きに一喜一憂する。読後、我に返ってしばししたあと、あぁ髪結い伊三次シリーズに出会えて良かったとしみじみ思うのである。

 

閲覧数620 カテゴリ読んだ本 コメント0 投稿日時2013/04/06 00:44
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