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2013年05月29日(水) 

 

『ピーナツバター作戦』(ロバート・F・ヤング:著/青心社)を読みました。

 

 

甘っちょろいといえば甘っちょろい。しかし、その甘さは決して安っぽいメロドラマではない。ロバート・F・ヤングの描く世界にはもっとピュアで気高いものがある。少年のころから思春期にかけて胸に抱いていたロマンチックな想い、そんな追憶が切なさとともによみがえってくる。そんな短編集です。いつまでも手元に置いて、何度でも読み返したい。そんな一冊になりました。こんな素敵な短編集を出版して下さった青心社に感謝。そして復刻版『たんぽぽ娘』が今、手元にある。河出書房新社にも感謝、感激、あめあられである。

 

出版社の紹介文を引いておきます。


妖精を思わせる異性人と純朴な少年との心暖まる交流を描いた表題作「ピーナツバター作戦」。さまよえるオランダ人の伝説をモチーフに、宇宙をさまようパイロットと流転の美少女との、結ばれるべき愛の運命を描いた「われらが栄光の星」。未来の軍事国家で許されぬ恋に落ちた男女を描く「星に願いを」など。抒情性で根強い人気を誇るヤングが、心優しき愛をうたいあげたSF短編集。


 

 


閲覧数872 カテゴリ読んだ本 コメント0 投稿日時2013/05/29 07:46
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