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2013年10月27日(日) 

 私は今日も相変わらず、料理を作るために、台所に立っています。私にとっては、料理を作るその過程が、とても愉しいからなのです。

 しきたりや形式にとらわれないで、自分流の料理を発明することに、生き甲斐を感じている、とでも言うのでしょうか。一生懸命になって作っていると、必ず、旨いものが出来るのです。面白いことですが、料理と言うものは、もう、これで好い、と言うような到達点がありません。やればやるだけ、奥が深いものではないでしょうか。

                              (本書P47より)

 

 

『私の作ったお総菜』(宇野千代・著/集英社文庫)を読みました。

 

 

 

まずは出版社の紹介文を引きます。


若い頃、東京の銀座で、お弁当屋さんをやりたかったほどの料理好き。生まれ故郷の岩国鮨は絶品。ご飯の間に何段も具を入れて、豪華で旨い。もうひとつ、芹の根っこのきんぴら。捨ててしまうのが勿体なくて、工夫したお惣菜。人生の達人は料理の達人でもある。旨い、愉しい、簡単なお惣菜を、折々のエッセイをまじえて紹介。


 

 

 

宇野千代さんが88歳でいらっしゃる頃に実際に作られた料理の写真と、それについて書かれたエッセイが収められています。宇野さんは98歳まで長命を保たれた方です。その秘訣は店屋物ではなく、ご自分で調理されたものをよく食べていらっしゃったからかも知れません。なんといっても有名な「極道すきやき」は一度作ってみたいと思います。他にも「岩国鮨」「ぎせい豆腐」「鰯の天ぷら(宇野千代風)」「梅干し入りのチャーハン」「林檎の白和え」などなど、作ってみたい食べてみたいものがいろいろ。決して豪華ではないですけれど、絶対美味しいと判ります。

 


閲覧数641 カテゴリ読んだ本 コメント0 投稿日時2013/10/27 23:32
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