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2014年07月26日(土) 

『本をめぐる物語_一冊の扉』(ダ・ヴィンチ編集部・編/角川文庫)を読みました。

 

まずは出版社の紹介文を引きます。


古書店と同じにおいの高校の部室、好きなキャラの二次創作小説に没頭しているときだけ、私は自由だった。けれど先輩からある耳慣れない指摘を受けて、自分の作品の弱さを知る。小説をうまくなりたい、そのためには…(「メアリー・スーを殺して」)。ほか、遺作の装幀を託された“あなた”、出版社の校閲部で働く女性などを描く、人気作家たちが紡ぐ様々な「本をめぐる物語」。


 

 

 

 

『本をめぐる物語 一冊の扉』とは、なんという蠱惑的な題名なのだろう。本が好きで暇さえあれば書店をウロウロする性癖を持つ人間は十中八九この罠に捕らえられてしまうだろう。さながら本の虫(紙魚)を食べる食虫植物のようなものだ。書店の平台に本書と『本をめぐる物語―栞は夢をみる』が積んであるのを目にした私は、一度は罠に捕らえられてなるものかと通り過ぎたが、後ろ髪を引かれまわれ右をしてしまったではないか。書痴の性と云うべきか。「メアリー・スーを殺して」(中田永一)と「ラバーズブック」(小路幸也)が良かった。「校閲ガール」は単行本として出版された由、文庫化されたあかつきには読まねばなるまい。

 

 


閲覧数612 カテゴリ読んだ本 コメント0 投稿日時2014/07/26 14:52
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