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2014年11月22日(土) 
『シャイロックの子供たち』(池井戸潤・著/文春文庫)を読みました。
 
 
まずは出版社の紹介文を引きます。

ある町の銀行の支店で起こった、現金紛失事件。女子行員に疑いがかかるが、別の男が失踪…!?“たたき上げ”の誇り、格差のある社内恋愛、家族への思い、上らない成績…事件の裏に透ける行員たちの人間的葛藤。銀行という組織を通して、普通に働き、普通に暮すことの幸福と困難さに迫った傑作群像劇。

 
 
 
 銀行ってところはシャイロックたちの巣窟か、或いは伏魔殿なのか。もちろんこれはフィクションである。しかし、池井戸氏の手になる「銀行もの」は本当にいま現在進行形で目の当たりにしているような錯覚さえ覚える。支店各課の営業目標達成状況を発表し、成績を上げられない行員を叱責する場面、さらに叱責される行員の心情の描き方たるや、存分の臨場感を読み手にあたえてくれる。若い頃M銀行にお勤めになっていた池井戸氏ならではである。それにしても銀行ってすごいところだ。私などにはとても勤まるまい。
 次は『民王』。ちょうど今日、衆議院が解散した。はてさて池井戸氏の描く政界はどんなだろう。とても銀行のようにはいかないだろうが・・・
 

閲覧数654 カテゴリ読んだ本 コメント0 投稿日時2014/11/22 23:07
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