『バケツでごはん①』(玖保キリコ:著/Big spirits comics special)を読みました。 動物たちが上野原動物園に勤務するリーマンで、通勤には地下鉄を使っているという設定が意外とツボだった。 そもそも動物園にいる動物たちを我々は愛しくも哀しい存在として認識している。そしてまた同時に我々はリーマンの悲哀も知っているのだ。愛すべき動物たちとリーマンのオーバーラップがえもいわれぬ世界観を醸し出している。 登場キャラクターの性格づけがまた良い。タイトルのネーミングも素晴らしい。ええ仕事してますなぁ。 出版者の紹介文を引いておきます。
昼間は大勢の人で賑わう上野原動物園。午後4時半の閉園後、動物たちはというと……秘密の地下鉄で、秘密の町に帰ります。
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