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2015年01月07日(水) 
『てるてるあした』(加納朋子:著/幻冬舎文庫)を読了。
 
まずは出版社の紹介文を引きます。

親の夜逃げのため、ひとり「佐々良」という町を訪れた中学生の照代。そこで彼女が一緒に暮らすことになったのは、おせっかいなお婆さん、久代だった。久代は口うるさく家事や作法を教えるが、わがまま放題の照代は心を開かない。そんなある日、彼女の元に差出人不明のメールが届き始める。その謎が解ける時、照代を包む温かい真実が明らかになる。

 
 
人生とは何か。生まれてきたこと、生きることの意味はなんだろう。詩人・寺山修司氏は「さよならだけが人生ならば また来る春は何だろう はるかなはるかな地の果てに 咲いている野の百合何だろう」と詠んだ。この小説に一つの答えがあるのではないか。自分が周りを思いやり、周りが自分を気にかけてくれるならば、人はどのような状況であろうと希望を捨てることはない。魂が揺さぶられるような生き方が出来る。人一人の人生など無限の宇宙、悠久の時の中で何の意味も持たないかもしれない。しかし、人には魂の共鳴が大切なのだ。理屈ではない。たとえ意味は無くとも、人は心温まり、魂が揺さぶられるものを求めている。それが生きるということなのだと。
 

閲覧数668 カテゴリ読んだ本 コメント0 投稿日時2015/01/07 20:42
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