公演してくださった方、宮本延春さんでしたか。
愛知県にある私立高校・豊川高校というところの教員の方です。
大学に入ったら勉強が面白くなって、確か大学院まで出られてた記憶が。
今年で第6回目になる教育フォーラムでしたが、向島中学校ブロックのすばらしいフォーラムでした。びっくりしたのは、じねんさんの弟さんが尾道市PTA連合会の会長であいさつされたんです。何か他人とは思えない親しみを感じてしまいました。じねんさんと同様すばらしいあいさつをされました。 毎年有名な方を呼んでの講演ですが、今年は宮本 延春(まさはるとお読みするそうです)先生のお話でした。演題も「オール1の落ちこぼれ、教師になる」という衝撃的な題で内容もとても衝撃的でした。 小学校の頃からいじめを受け、目立つといじめの標的になることからなにもかも目立たないように生きてきた結果が中学校のときの通知表がオール1だったそうです。一人っ子の先生は16歳のときにただ一人の理解者だった母親を亡くし、厳しかった父親も18歳で亡くされたそうです。こんな不幸なことって本当にあるのと耳を疑いたくなるほどでした。貧乏で草やアリやティッシュも食べたそうです。 建設会社の社長に救ってもらい、恩返しに必死で働くうちに勉強ができないことに悔やみ、23歳のときに九九もできなかったのに猛勉強をして24歳で地元の高校の定時制に入り、自分のために一生懸命教えてくれた先生を喜ばせたいために必死で勉強をして27歳で名古屋大学に合格したそうです。 36歳で教師になり、現在40歳で高校の数学の先生だそうです。 先生の話によるとどんな子も一定量の勉強をするとのびるそうです。 正しいのはその子にあった勉強方法をとることだそうです。先生いわく学習適齢期があって、今はできなくてもいつかはできるようになる準備期間だと思ってやるしかないそうです。先生の場合、環境と動機と目的と出会いがあって初めて勉強に目覚めたそうです。それが早くも遅くもなく先生には23歳だったんだろうと思います。けれど、そこまで、腐らずにやれたのはやはりすごい人なんだと思いました。 うちの子も努力だけはしています。長~い目で見てやらなければいけないのでしょうね。いつかは花開くその日のために。 最後に先生がおっしゃたことは、成長するには必ず痛みがあり、痛みがあるということは成長しているということだ。未来の自分になるために、痛みがあるとすれば前向きになれる。人間は死ぬまで成長痛を感じて生きなければいけない、未来をかえるためには今日をかえなければ何もかわらないといわれた言葉が印象に残りました。 向島中ブロックのみなさま、関係者のみなさますばらしい時間をありがとうございました。お疲れ様です。 |