「何をしているんですか、君たち?」 坂本先輩は階段の半ばに立ち、僕らを見渡していた。そしてぼくの背中で眠りこけている女の子を見て、眉をひそめた。「これは委員会を開かなければならない事態ですね」 先輩は言った。 法然院… [続きを読む]