書き込み数は28件です。 | [ 1 2 3 ] | ◀▶ |
戦前のそば屋には、必ずと言っていいほど清酒の四斗樽が置かれ、壁に御酒という札がかかっていた。そばは、酒によく合うのである。 私の好みだが、そば屋で酒を飲むときは、天ぷらそばを注文する。 お銚子が先に出てくる。それを傾け、杯で四,五杯飲んだところに、天ぷらそばが運ばれてくる。 熱いつゆにひたされた天ぷらを少し食べて杯をかたむけ、そばも |
ひとは心の目指すところに向かって生きているのだ、と思うようになった。心の向かうところが志であり、それが果たされるのであれば、命を絶たれることも恐ろしくはない。 (本書P352より)
『蜩の記』(葉室麟・著/祥伝社文庫)を読みました。
まずは出版社の紹介文を引きます。 手許に置きたい一冊。日本人の心をふるわす傑作時代小説! |
「よくいるわよね。 ほら、自慢の車を洗車したあとに雨に降られると舌打ちしたりするようないやな男が。ああいうのは絶対に女に嫌われるタイプよ。車は雨の日こそみがくんだわ。 ぴかぴかにみがいたボディに雨の滴が玉になって走るのって、すごくセクシーだと思わない? 雨の日に車をみがくのを嫌がる男なんて最低ね 」 (本書P36より)
『雨の日には車をみがいて』(五木寛之・著/集英社文庫)を読 … [続きを読む] |
世の中全体が、バブル崩壊後の不景気という名のトンネルにすっぽりと入り込んでしまい、出口を見出そうともがき苦しんでいたこの十年間。一九九四年から二〇〇四年に亘わたる就職氷河期に世の中に出た若者たち。その彼らを、後に某全国紙の命名により、「ロスト・ジェネレーション」、略してロスジェネ世代と呼ぶようになる。 (本書P025より)
『ロスジェネの逆襲』(池井戸潤・著/ダイヤモンド社)を読み … [続きを読む] |
今日の朝餉。卵黄の醤油漬け、湯豆腐、蕪の漬け物、キクイモとヒラタケの味噌汁。卵黄を丸一日醤油に漬けておくとトロッと固まります。炊きたての白いご飯にこれをのせると得も言われぬうまみが・・・
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