S.C.G研修(※)事務所のある洋らんセンター、 朝の冷たい風を切って原付で乗りつけるとこんなポスターが。
UAとラビラビ! 島の真ん中にある洋らんセンターでライブって抜群のロケーション。 主催は被災者受け入れ活動にも熱心な尾道れいこう堂さんです。 相変わらずいいイベントをやるなあ。
そんなわけで清々しい気分で臨んだ今日のS.C.G研修、 週末に松江出張、週明けに向島モニターツアーと駆け抜けてきたところで、 その報告会ということになりました。
それぞれの企画者が中心となって報告書を制作しますが、 その前にKJ法の要領でみんなの感想を整理。
こんなふうに感想を書いたカードを出し合って…
グルーピングしていきます。
松江出張も向島ツアーも、 半分はお客さんの立場で楽しんできた僕たちですが、 今日は身をもって吸収してきたものを成果としてアウトプットするとき。 みんな熱が入ります。
いくつかのグループに分かれての作業でしたが、 メンバーによって出てくるカードの性質もグルーピングの切り口も変わってきます。 機械的にまとめているようで個性が出てくるのがおもしろいところです。
なべこさんも持ち前の情報処理能力を発揮。 サイバーテロをしているわけではありません。
YouTubeから動画を落としたりもしていません。本当です。
まとめたものを発表しあい、企画者へと渡してひと段落。 仕上げたものを後日みんなでチェックし、ブラッシュアップしていきます。
ここで今日も風のように現れたじねんさん、 いつものように静かに板書をはじめます。
≪造成≫
造成、というと… ニュータウン造成、というように土木・建築の分野で使われる言葉ですが… 観光の世界ではツアーなどの旅行商品も「造成する」と言うんだそうです。
ここで長年建築・測量の仕事をしてきたひでさんが、 「造成」の過程について解説。
とても綿密で繊細、かつ長い時間をかけた過程があることがわかりました。 それになぞらえて今度はballさんが、旅行商品の「造成」について解説を。
「旅行商品の中で、ガイドの仕事はずいぶん後ろの方にあります。」
まず、その土地に生活する人たちがいる。 そこで農業、漁業を営む人たちがいる。 商工業を担う人たちがいる。 さらにサービス業を展開する人たちがいる。 そんな人々の営みの結晶である「街」あるいは「地域」を、 たとえば僕たちは「観光資源」と呼びます。
その資源を、いかに楽しんでもらうか考える企画者。 企画したものを広く伝える広報担当者。 たくさんの人を経て、長い長い過程を経て、 お客さんが足を運んでくれたところで、 ようやく出番となるのがガイドです。
僕たちは主にガサイクリングイドとしての研修を積んでいきますが、 この過程をしっかり知った上でのガイドでないと、 「街」や「地域」を本当に楽しんでもらうことはできないでしょう。
今日は体験したツアーを企画者の視点からも、 関わってくださった地域の方々の視点からも振り返りました。 常にこの眼差しを忘れないことが、 お客さんにも地域の人にも喜ばれるガイドになるために必要なんだと思います。
基本的なマインドを確認したところで、 明日はサイクリングインストラクター養成講習に臨みます! 財団法人日本サイクリング協会の公式講習とのこと。 この大きな入口でけっつまずくことのないように、励んできます! |