「松江?ええっと、何県だっけ?」
ずっと関東に住んでいた僕にとって、松江市の印象は正直そんなものでした。 告白すると、尾道もそうです。
僕が瀬戸田へ避難・移住したあとで、 東京で近所に住んでいた友だちが島根県の雲南市へ移住しました。 島根県?県庁所在地は・・・出雲? 松江だと知ったのはグーグル検索してからです、すいません。
やがてさらに知ったのはこの言葉。 「尾道松江線」。 尾道と松江をつなぎ、しまなみ海道にも接続するという高速道路。 これができれば尾道から松江へは2時間半。 開通予定は2014年ですが、 これに向けて尾道と松江は姉妹都市の提携を結ぶ予定です。
というわけでものすごい勢いで近い存在になった松江。 昨日と今日のS.C.G(※)研修は、その松江に行ってきました。
松江ではただいま、開府400年記念祭を開催中。
松江城を中心とした城下町が形成されたのが1611年。 今年2011年で400周年。 それに向けて2007年から5年間にわたって記念祭を行ってるんです!
そのプログラムのひとつである「松江武者行列」に、 なんとS.C.G研修メンバーであるエドワードさんが参加! その応援もふくめて、観光の先進地である松江への視察の旅とあいなりました。
朝早くに連れだってバスで出発。 尾道からの一行だと一目でわかるようにと、おそろいのジャンパーを着用。 尾道のシンボル、桜のピンク!
さ、さくらってこんなショッキングピンクだっけ! これは誰ひとり着こなせないと思いきや、完璧なコーディネートを見せるよし~さん。
悪そうなのが気になるけどよく似合ってます!
尾道から松江まで5時間ほどのバスの旅。 道の駅にたちよってそれぞれの地域の取り組みを学び、 山陰の山々の景色に圧倒され、 あっという間に到着。 これは尾道松江線ができたら本当に近くなるなあ。
道の駅で印象に残ったのは、雲南市にある掛合の里。 地場食材をつかった食べ物はもちろんのこと、地域の作家さんの作品なども置いていました。 こちらは手づくりノート。
食べものの生産者表示もそうですが、 人の顔が見えるとグッとその地域が近く感じられますね。
というわけで松江に到着! 松江観光ボランティアガイドさんにご案内いただきます!
武者行列がもうすぐ始まるということでさっそく見に行くことに。
色とりどりの景色の中に・・・
いました、エドワードさん発見!
ピンク色の集団に撮られ放題!
いよいよ出発、天神ロータリーから松江城まで、絢爛な行列が闊歩。 これが、ほんっとうに見ごたえがありました! 衣装はもちろん、演出が徹底された所作のひとつひとつに目を奪われます。
と、言葉よりも写真でどうぞ。
松江城への入城まで見届けて感無量。
しかしわれわれには問題が残されていました。 お昼ごはんを食べてない! ならばここは、お蕎麦でしょう。
というわけで神代そばさんへ。
入ると目の前でお蕎麦を打つ姿が。
使っているのは水とそば粉だけ。 つなぎを使わないのが松江の伝統的な製法なんだそうです。
そうしてできた、とろろ割子そば。
おいしかった・・・ こんなに満足感のあるお蕎麦はじめて・・・ 香り、食感、これが昔ながらの日本蕎麦かあ。
神代そばからちょっと足を伸ばして、地ビール館へ。
気がつくとフレームに入っているよし~さん。 今さらだけどこの赤いテンガロンハット、どこで買ってきたんでしょうか。
この地ビール館、ビールはもちろんのこと、海産物なども充実しています。 と、ヤマナカ・フィールドさんがこんぶ粉の成分表示を見て驚いている様子。 どうしたんですか?
原材料こんぶ、以上! 無添加の極北! 他にもパッケージングされた加工品なのに 添加物を使っていないものがたくさんありました。
食もたっぷり楽しんで、 これから武者行列の方々が中心となった交流会に 参加させていただくことに! しまねSuper大使「吉田君」に迎えられて交流会場へ。
武者行列に参加させてもらったエドワードさん、はりきってごあいさつ。
僕たち研修メンバーも登壇してごあいさつさせていただきました。
この会場の熱気のすごかったこと! 武者行列への想い、松江への想い。 それによって結ばれた絆の揺るぎなさ。 これが伝わるから、松江に来た人はこの土地を心から楽しめるんだな。
ぎっっっちり詰まった松江初日はこれにて終了。 明日はサイクリング、しっかり休んで備えなければ。 解散して、おやすみなさい!
と、その前に…
地ビール「おろち」! 地ビール館でしっかり買っていたのでした。
清酒米麹、清酒酵母を使用しているという変わり種、限定醸造。 なんとアルコール度8.5%! 一口含むと重厚な味わい。 ビールはのどごしというけれど、これは口に含んで味わう感じ。
というわけでそのまま気持ちよーく眠りについたのでした。 2日目に続く! |