■バックナンバー
■外部ブログリンク
■RSSフィード
RSS 1.0 RSS 2.0 Atom 1.0
■このブログのURL
http://onomichi-sns.jp/blog/blog.php?com_mode=1&key=37925
2014年06月12日(木) 

『プリズム』(百田尚樹・著/幻冬舎文庫)を読みました。

 

まずは出版社の紹介文を引きます。


 

ある資産家の家に家庭教師として通う聡子。彼女の前に屋敷の離れに住む青年が現れる。ときに荒々しく怒鳴りつけ、ときに馴れ馴れしくキスを迫り、ときに紳士的に振る舞う態度に困惑しながらも、聡子は彼に惹かれていく。しかしある時、彼は衝撃の告白をする。「僕は、実際には存在しない男なんです」。感涙必至の、かつてない長編恋愛サスペンス。

 


 

 

次はどうなるのか気になり、ぐんぐん読み込んだ。一気読みである。しかし興味は持てるが感動がない。おそらく登場人物に自己を投影できないからだろう。同じことは『モンスター』でも感じたのだが、ハラハラさせられるTVドラマを視ている気分だった。小説に「読者に感動を与えなければならない」というルールはない。物語として充分読ませるし、興味を惹かれたのも事実だが、百田氏ならこれに感動をのせることが出来たのではないかと思うと少し残念。百田さん、私、無理を言ってますか?

 


閲覧数1,346 カテゴリ読んだ本 コメント2 投稿日時2014/06/12 06:42
公開範囲外部公開
コメント(2)
時系列表示返信表示日付順
  • 2014/06/15 07:03
    感動を与えるのは百戦錬磨の大作家でも、なかなか出来ないことなのかもしれませんね
    逆に内容が稚拙でも、子どもが書いた作文に感動する事ありますね
    まさに心の共鳴なのかな
    次項有
  • 2014/06/15 10:56
    > ももたろうさん

    なるほど仰るとおりかもしれません。心情よりもサスペンスとしての展開に心を奪われた感があります。
    次項有
  • 次項有コメントを送信
    閉じる
    名前 E-Mail
    URL:
■プロフィール
ウェルズさん
[一言]
ハードボイルド好きのチキンハート男
■この日はどんな日
ほかの[ 06月12日 ]のブログは、
■最近のファイル
■最近のコメント
■最近の書き込み