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2011年06月12日(日) 

 『STORY BOX May.2011 vol.21』を読みました。

 

 

 今回、森山大道氏の表紙写真は車のフェンダーミラー越しの写真。車のフロントガラス越しの写真を森山氏の写真集で見た覚えがあるが、躊躇なく色々なショットを撮る人だなあ。最近、途中に差し込まれている写真に女性の足が多いような気がするのは気のせいか。

 あさのあつこ氏の「結婚」がついに完結。泣きました。巻頭を飾るもう一話、相場英雄氏の「震える牛」。いきなり200枚と力が入っております。硬派刑事物に期待が膨らむ。森見登美彦氏の「モダンガール・パレス」が絶好調。最近、『有頂天家族』を読み海星に萌えた私であるが、やはり「狸」より「眠れる女の子」のほうがイイ。(笑)


「結婚」(あさのあつこ)
 八人目(最終話)。瀬戸田良美。
 これまで読んで来て、萌恵ちゃんは子どもの頃からすべてをわかって飲み込んだ大人の存在であったものと勘違いしていた。しかし、萌恵とて育ての母とぶつかり思いをぶちまけた時期があったのだ。それでいい。そうした時期を経てこそ萌恵は大人になった。周りの人を幸せな気分にするだけの人間になったのだ。あぁ、ええ話やった。


「震える牛」(相場英雄)
 第一回。
 警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川信一。「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」という未解決事件を任される。捜査を進めていくと強盗殺人の線は見立て違いであった可能性が濃くなった。一方、大規模SC(ショッピングセンター)を全国展開するオックスマートの裏にはなにやら闇の部分がありそう。未解決殺人事件の捜査と巨大企業の戦略はどのように交差するのか? 刑事物というより社会派ミステリの様相。


「北上次郎の本の話」(第二一回「効率」について)
 今回、紹介された本で読みたいのは『太陽がイッパイいっぱい』(三羽省吾/著・文春文庫)。これは面白そうだ。北上次郎氏のオススメが外れることは滅多にない。あとマイクル・Z・リューインのアルバート・サムスン・シリーズも前から読みたいと思っていたのですよねぇ。


「モダンガール・パレス」(森見登美彦)
 第四回
 黒真珠の瞳を持つ乙女は三〇年間の眠りから覚めたのだという。街に出るとどうやら三〇年前の彼女を知っているらしい人に出会う。しかも彼女は崇められているようだ。謎は深まる。はやく先が読みたいぞっ!!


「偏差値70の野球部」(松尾清貴)
 第十七回。
 やはり海鵬学園は甲子園出場常連だけあって強い。どう戦う、海應野球部。偏差値70の真価が出るのはこれからだ!?


「候補(リスト)」(五條瑛)
 第十七回。
 「会議」とは何か。「候補(リスト)」とは何か。なんとなく第二次世界大戦の戦勝国がとんでもないことをやらかしている気配が漂っているが依然として確たる中身は見えず。五條さん、焦らしもええ加減にして下さい。


「狗賓童子の島」(飯嶋和一)
 第二十回。
 前前前前前前前前前前前前前前前々回より連載を細切れに読むのは無理と判断し飛ばしたまま。飯嶋さんゴメンナサイ。


 


閲覧数814 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2011/06/12 22:05
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