2013年05月27日(月) 

昨日、おかせらさん始め甲山地区の有識者の方のご案内で、いつもとは一味違う、学びの場となった銀の道歩き

びっくりするような歴史も含めて、ふか~い甲山を教えていただきました

 

はじめにお断りしておきます

残念なことに、カメラのレンズが汚れていたようで、かなりどれもぼやけた感じになってます

 

まずは、資料館から弘法大師開創と伝わる今高野山の境内を歩きました

資料館の表にある石垣には、イロハが隠れているんですって

初めて知りました

みなさんも行ったら探してみてくださいね

 

 

 

仏像によく使われるという栴檀の木

栴檀は双葉より芳しっていうアレです

 

 

これまためちゃくちゃぶれまくって申し訳ないんですが、重要文化財の門です

中に立っている建物は集会所で、本当の社殿は上の方に移築されているそうです

 

 

 

で、ここが弘法大師が仏様の指示を受けたとされる所

そんな理由で、囲ってあったのだと初めて知りました

 

 

そして年号が彫ってあるものとしては、日本で二番目に古いとされる、この重文の石の鳥居

担当の方は、地震のたびに倒れやしないかと飛んで来られるんだそうです

実際、かなり危ないかも・・・

 

 

珍しい結界石

境って今も昔も大問題ですもんね

 

 

境内には菩提樹(葉っぱの写真)や、天然記念物の背の高いカラマツの木があります

鐘楼の鐘は戦時の供出でも地元の方々の強い抵抗で、供出を免れたものだそうです

 

 

また、境内には火渡り行事に使われる場所や、相撲興行がおこなわれた場所がありました

 

 

今高野山を出て、だんじりが収められているところに行くと、特別にだんじりを公開してくださっていました

とても立派なだんじり

クララのおばさんは、昨年のお祭りで、三味線をひくのにだんじりに乗られたそうです

結構カーブが怖かったと言われてました

だんじりがぶつかるので、ここの屋台は屋根が上がるようにできているんだそうですが、最近の屋台参加者は知らない人もいて、屋根がぶつかったと言い合いになることもあるそうです

 

昔から、銀の道の宿泊地であり、尾道を通じて上方文化との交流の深かった地域ならではのことで、少し気の争うなところも、本家の気質を受け継いでいるのかもしれませんね

 

そして、甲山廿日えびすのお祭りが、毎年8月19日20日に行われるのだそうです

お話をうかがっていると、とても行きたくなりました

 

 

さて、いつの間にか正午を回ってしまい、スタート地点から100mも離れているか疑わしい状態で、銀の道歩きが進みます

中身が濃いだけに、なかなか前に進めません

旧道は前回行ったら行き止まりだったので、下で待っていました

そして、お昼ごはんを食べる国道筋の神社へと歩を進めます

途中アーチ橋もありました

 

 

 

地元の方がご一緒ということで、神社の集会所のお手洗いも提供してくださいました

ありがたいことです

 

ここから、結構な上り坂が続きます

 

山の上に、不思議な舞台のような岩がありました

ちょうど峠のあたりで、みなさんが集まっているので何かと思ったら、石州街道の碑がありました

 

 

田植えも終わっているようで、緑のきれいな模様が出来あがっていました

 

 

 

麦畑の下あたりは、昔刑場だったそうで、反対側で処刑された人の首が三日三晩さらしてあったそうです

押して驚いたことに、江戸末期?の3体分のさらし首と一人の磔の写真が残っているんです

その写真が載った本を見せてくださいましたが、少し離れていても怖くて、近くに行ってみるという気にはなりませんでした

刑場跡も写真を撮ろうかと思ったのですが、やめといた方がいいと言われたので撮りませんでした

というか。。。

それに関係なく、この日のカメラはずっとぼやけてますけど

 

 

 

案内してくださった先生のお宅で、ほんとに美味しいお茶とお菓子のお接待がありました

ここでもトイレの提供がありました

世羅の方々のおもてなしの心もちの高さにびっくりです

ありがとうございました

 

 

 

さらに、宇津戸目指して進みます

小学校には表から入れるトイレがあるそうですよ

歩かれる方は覚えておくといいかも

途中の急な階段、降りて来るルートもあるようです

 

 

 

ゴールのお寺につきました

道はここでかぎ型に曲がっています

しかしショートカットのルートもここで始まっているそうで、道しるべがありました

 

町並みには鬼がわらのある屋根が多かったそうで、今でも残っているところがありました

 

 

距離的には大したことなかったのですが、詳しくご説明いただき、かなり充実した内容になっていましたので、いつもより遅い時間になっていました

とても勉強になりました

世羅の皆様、ほんとうにありがとうございました

 

 

尾道から甲山まで八十八ヶ所に据えられていると言われるお地蔵様

いくつか見かけました

また六地蔵さまもおられました

 

 

 

そして恒例の今日のお花たちです(あ、もう2日も前になりましたが)

 

 

 

それとおまけです

家に帰ると彩雲がお出迎えしてくれました

実は、今日も尾道大橋を渡って帰ってくるとき、同じように見えたんです

なんかいいことあるかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


閲覧数2,282 カテゴリアルバム コメント8 投稿日時2013/05/27 01:17
公開範囲外部公開
コメント(8)
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  • 2013/05/28 14:12
    ももさん、
    すてきな写真と丁寧な説明文で
    銀の道の報告ありがとうございました。
    風景や花たちの写真はほっとしますね。

    あらためて、
    モモさんの写真はいいなあ・・と思いました。
    次項有
  • 2013/05/28 13:35
    > サンライト39さん
    歩くと気持ちいいですよ♪

    > じょうさんさん
    あるといいな♪
    次項有
  • 2013/05/28 07:19
    いいことあると思いますよ!
    次項有
  • 2013/05/28 05:33
    強靭な足、カメラマンと凄い一日でしたね

    この時間に見させてもらうと
    何か気持ちが良い朝ですぅ~。o@(^-^)@o。ニコッ♪
    次項有
  • 2013/05/27 15:11
    > ballさん
    銀の道は深呼吸出来て、いいルートだと思います。
    次項有
  • 2013/05/27 12:07
    ballさん
    植物の緑にホッとしました。
    レポありがとうございます。
    次項有
  • 2013/05/27 11:48
    > おかせらさん
    とても内容の濃い銀の道歩き、おもてなしもありがとうございました
    充実した一日になりました
    次項有
  • 2013/05/27 08:14
    お疲れさまでした。今回もたくさんの画像 ありがとうございます。
    次項有
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